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読書のすゝめ

広辞苑 第七版

投稿日:2018年6月19日 更新日:

63年のロングセラー!!!

ついに買いました。
不朽の名作、超ロングセラーです。

文書を書く時には必須、と言っても過言ではない位の地位にまで上り詰めました。

文章を発信する以上、できるだけ正しい言葉を選択できるようにしなくてはいけないと思っています。

特に、ネットの情報を鵜呑みにしてはいけないと小学校で習いましたよね。
この広辞苑に載っていなければ「しょうがない」と思うようにします。

63歳

創刊は1955年。つまり2018年で63歳。
そろそろ定年を迎える頃ですね。かなりのロングセラーです。

ちなみに1955年生まれの有名人で検索すると、

郷ひろみ、松山千春、上沼恵美子、所ジョージ、西城秀樹、鳥山明、明石家さんま、竹内まりや、ビルゲイツ、中村勘三郎…

そうそうたるメンバーですね!!!
未だに第一線で活躍されている方もいます。
この方々と同じレベルと思ったら、本棚ではなく神棚にでも飾りたくなってしまいます。

初版は1955年

広辞苑は第七版、つまり7回改版されています。

  • 第一版:1955年5月25日
  • 第二版:1969年5月16日
  • 第二版:1976年12月1日(増訂版)
  • 第三版:1983年12月6日
  • 第四版:1991年11月15日
  • 第五版:1998年11月11日
  • 第六版:2008年1月11日
  • 第七版:2018年1月12日

およそ10年間隔で改訂してきているのですね。次回の改訂は2028年でしょうか。
そのころには、どんな語句が加わるのか楽しみですね。

始まりは1935年

「広辞苑」は、高名な言語学者で国語学者の新村出(しんむら・いずる)さんと、その息子でフランス文学者の猛(たけし)さんの二人三脚で生まれた。出さんは1935年、国語辞典「辞苑」を出した後、その6年後の41年を目標に改訂作業に入った。

しかし、作業が完了する前に日本は戦争に突入。完成し、編集室に保管されていた改訂原稿が、45年4月13日の東京山の手地区大空襲で一夜にして焼失。さらに共同印刷が焼夷(しょうい)弾の直撃を受け、地下室に保管してあった印刷用の紙や活字組み版まですべて燃えてしまった。

せめてもの救いは、校正刷りが京都の新村親子らの手元に残っていたこと。しかし戦後の改訂作業はほぼ一からのスタートだった。現代仮名遣いが採用され、「をとこ」や「をんな」は「おとこ」「おんな」に。「アルバイト」「ノルマ」など外来語も増えた。戦後の世相や暮らしを反映し、「闇市」「筍生活」「輪タク」「脱脂粉乳」などの新語も加わった。

結局、改訂版が「広辞苑」と名前を変えて出版されたのは55年。終戦から10年の年月が流れていた。

参考:『「広辞苑」10年ぶり改訂 担当者が明かす知られざる魅力』毎日新聞 2018.1.4

辞書なるものは存在していただろうが、コンピューターが無い時代にこれだけの語を収録し確認する作業は、考えただけでも途方もない作業になりますね。

 

こだわりの紙

辞典にはこだわりの紙が使用されています。

大量のページになるので一枚一枚薄くしなければなりませんし、
一枚ずつめくるので、紙同士が引っ付かないようにしなければなりません。

広辞苑に有名な、本好きにはたまらないこの「ぬめり感」。

なんでも、王子エフテックス社が新開発した専用用紙を使っているそうな。

一枚一枚が引っ付くことなくめくることができ、あの指に吸い付いてくる感じも、しっかりと研究されている感じです。

コスパ

税別9,000円は高い気がしますよね。
でも、考えてみてください。

3,000ページ以上あって、
専用の用紙を使用、ページごとに大量の文字が詰め込まれており、
疑問に思ったことはほとんど解決してくれます。

日本の歴史や、日本人の心までもがこの中にに反映されている気がします。

普通の小説なら300ページで700円。およそ12冊分ですね。

高いと思うか、安いと思うかは個人の判断によりますが、
私は安いと思います。

まさに一家に一冊置いて欲しいと思います。

実際に使ってみた。

さて、中身を見てみましょう。

しかし、使うっていっても辞典ですからね...

ページはめくりやすいです。
ずっとめくれます。ペラペラ。

この、ぬめり感、いいですね。
でも、そういえば「ぬめり感」って日常あまり使いませんね。ってことで...

ぬめり【滑り】
①ねめること。
②ぬらぬらする液。粘液。
③泥にまみれること。
④平々凡々で見どころのない句。また田舎言葉をいう。
…etc

いやはや、ピンときませんね。
感覚は人それぞれですからね。感覚を言葉にあらわすのは難しいですよね。

私も、「胃がムカムカする」っていう感覚が未だに分かりません。
なんとなく、それとなーく使っていますがピンときませんね。
ムカムカと聞くと、イライラしているのかな、って思いますね。

今後、技術が発達して、感覚も体験させてくれるような装置があればぜひ体験してみたいものです。

そういえば、前にYouTubeで芸人の出川哲郎が、陣痛の痛み体験ということで、電気ショックを受けていましたが、めっちゃ痛そうでした。

他にも何か調べてみましょう・・・。

 

「ん」から始まる言葉

昔、子供の頃しりとりゲームで、

「ん」から始まる言葉で返してやろう

なんて思いませんでしたか?
僕も昔、あっと言わせてやろうと思って、図書館でいろいろ探しました。
あったのは「ンコシ」という本で、貧困国に住む子供の名前でしたが、
結局、しりとりって別に「ん」を使わなくても飽きてやめるパターンがほとんどなので使う機会がありませんでした...

でも、皆さん「ん」から始まる言葉は基本的に無いと思いますよね?

調べてみるとありました。

最後の3181ページ目に。

助詞や助動詞を除くと、以下の二つありました。

  • ンゴニ・・・アフリカの小型撥弦楽器
  • ンジャメナ・・・アフリカ中部、チャド共和国の首都

アフリカ系ですね。
確かに発音してみると、しっくりきます。
これから、しりとりをする時は積極的に使いましょう。

でも、なぜ「ん」が始まりにならなかったのでしょう。母音に属さない、これがないと表現できないものがあるのでしょうか...
今度、時間があるときに深堀りしてみようと思います。

辞書を舞台にした小説

こういった辞書などの内容や紙などを考えていると、

三浦しおん『舟を編む』を思い浮かべます。

2016年にアニメ化されてご存知の方も多いのではないでしょうか。

辞書を作る仕事に就いた主人公が四苦八苦しながらも作品を生み出していくストーリーです。

なかでも印象に残っているのは、紙質にこだわるシーンです。
それまで紙質を気にしたことがなかったので、読者のためにこんな技術や知識、想いがこめられているんだな、と感じた記憶があります。
作風も非常に読みやすいのでオススメです。

 

-読書のすゝめ

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