「会社説明会って、本当に行く意味あるの…?」
交通費もかかるし、時間も取られる。エントリーシートを書くだけで精一杯なのに、説明会に何十社も参加するなんて無理だ、と感じていませんか。
気持ち、すごくわかります。
でも、結論から言うと、会社説明会はできる限り多く参加すべきです。特に2026年卒の就活では、オンライン説明会が普及したおかげで「交通費ゼロ・移動ゼロ」で多くの企業の情報を得られる環境になっています。これを使わない手はないんですよね。
私は総務部で新卒採用を担当して10年以上経ちますが、就活時代に3ヶ月で50社以上の説明会に参加しました。その経験は、入社後の採用担当業務で確実に活きています。
この記事では、説明会に多く参加すべき理由を、採用担当側の本音も交えて解説します。
① 説明会に参加すべき3つの本質的な理由
② 2026年版:オンライン vs リアル説明会の使い分け
③ 採用担当が見ている「説明会での立ち回り方」
④ 参加時に気をつけること
会社説明会に参加すべき3つの理由

説明会に参加すべき理由は3つです。
- ① 入社後は同じ情報に絶対に触れられなくなる
- ② 説明会でしか伝わらない「社風」がある
- ③ 入社後のスタートダッシュに直結する
それぞれ詳しくみていきましょう。
① 入社後は同じ情報に絶対に触れられなくなる
会社説明会では、普通は教えてもらえない情報を惜しげもなく開示してくれます。
- 売上・利益率の実数
- 離職率
- 現場の実際の設備・雰囲気
- 競合他社との差別化ポイント
入社後、同業他社にこれを聞きに行けると思いますか?無理ですよね。
例えば自動車部品メーカーを目指していたとして、A社・B社・C社と3社の説明会に参加したとします。A社に入社した瞬間、B社とC社は「競合」になります。
これが入社後の現実です。本音では教えてくれません。でも説明会なら教えてもらえる。だから今しか使えない「特権」なんですよね。
私が採用担当になって最初に実感したのが、「就活時代に多く説明会に参加した人間が、採用イベントで最も有利だ」ということでした。50社を見てきた経験は、社内で誰にも真似できない強みになりました。
② 説明会でしか伝わらない「社風」がある

採用担当の立場で言うと、企業側は「他社より自社を魅力的に見せよう」と必死で準備しています。独自技術・特許・福利厚生・社員の声…。これだけのコンテンツをタダで見せてくれる機会は、就活の数ヶ月間だけです。
特に大事なのが「社員の雰囲気」です。これはホームページや口コミサイトでは絶対に分かりません。
私が就活していたとき、ある説明会で社員がみんな目を合わせず話していた会社がありました。当時は気にしませんでしたが、後から同業者に聞くと「あそこはトップダウンが激しくて有名」だったそうです。
10社参加すると「あ、この会社は活気があるな」「なんか暗い雰囲気だな」という感覚が掴めるようになります。これは数値化できない、でも重要な情報なのです。
③ 入社後のスタートダッシュに直結する

説明会でインプットした内容は入社後に活きます。具体的には以下の3点です。
- 業界の俯瞰的な知識が入社1日目から使える
- 同業他社の動向を肌感覚で知っている
- 同じ業界を目指した仲間との人脈が活きる
私の場合、新卒1年目で採用説明会の司会を任されました。理由は単純で「就活でいちばん多く説明会に参加したから」です。同期の中で圧倒的に知識と経験があったんです。これは運ではありません。就活中の3ヶ月にどれだけ動けたかの結果なのです。
【2026年版】オンライン説明会 vs リアル説明会、どちらに参加すべきか

2026年卒の就活では、説明会の多くがオンライン化されました。これは就活生にとってチャンスです。移動コストゼロで複数社の情報が取れるからです。
ただし、オンラインとリアルには明確な違いがあります。
| 項目 | オンライン説明会 | リアル説明会 |
|---|---|---|
| コスト | 交通費ゼロ | 交通費・時間がかかる |
| 社風の把握 | △ 画面越しでは限界あり | ◎ 雰囲気が直接わかる |
| 質問のしやすさ | △ チャットのみが多い | ◎ 対面で深掘りできる |
| 人脈形成 | △ 難しい | ◎ 就活仲間ができやすい |
| 情報量の多さ | ◎ 多くの企業を短期間で | ○ 1社あたりの深さが出る |
おすすめの使い方は「まずオンラインで絞り込み、気になった企業はリアルにも参加する」です。
オンラインで30社見て、雰囲気が良さそうな企業に絞ってリアル参加する。これが2026年の最も効率的なやり方だと思います。
採用担当が見ている「説明会での立ち回り」
ここは少し採用担当の本音を話します。
説明会で学生を「評価」していることはほぼありませんが、「印象に残る学生」は確実にいます。
採用担当として何十回も説明会の司会をしてきましたが、印象に残る学生には共通点があります。
- メモを取っている(真剣さが伝わる)
- 質問が具体的(「御社の強みは?」より「売上上位3社の比率は?」)
- 終わった後に社員に話しかける
逆に、ずっとスマホを触っていたり、名刺交換のときにぐだぐだしている学生は記憶に残りません。選考に直結はしなくても、同じ点数の学生が2人いたとき、「あの説明会で質問してきた子だ」と思い出す担当者は一定数います。リアル参加の価値はここにあります。
説明会参加時に気をつけること
スケジュールを詰めすぎない
私は1日4社回ったことがありましたが、1社が押して次に30分遅刻したことがあります。移動に1時間かかるのに、バッファを10分しか取っていなかったんです。社会人になって思いますが、時間を守れない人間は信用されません。説明会でも同じです。余裕を持って1日2〜3社が限界です。
差別化ポイントを意識して聞く
10社参加すると「同じ説明ばっかり」と感じてきます。でも、それは「業界共通の話」と「その会社独自の話」を区別できていないからです。
私は以下の3点を毎回確認するようにしていました。
- 売上上位3社が全体に占める比率(取引先の依存度)
- 社員の身なり・目の輝き(会社の活気の指標)
- 参加している学生の質・雰囲気(同期になる可能性がある人たち)
特に「売上比率」を聞く質問は担当者が驚くほど少なく、鋭い学生として記憶されやすいです。やってみる価値ありです。
ネットワークビジネスには注意
説明会で知り合った就活生から、後日セミナーの誘いが来ることがあります。高確率でネットワークビジネスです。詳しくはこちら:ネットワークビジネスの断り方【体験談|マルチ商法】
よくある質問(FAQ)
Q. 説明会に参加しないと選考に影響しますか?
企業によります。説明会参加を必須にしている企業は一定数あります。募集要項に記載がなくても、参加者を優遇しているケースもあります。参加できるなら参加しておくのが無難です。
Q. オンライン説明会だけで十分ですか?
志望度が低い企業ならオンラインで十分です。ただし、第一志望・第二志望の企業はリアルにも参加することをおすすめします。社風・社員の雰囲気は画面越しでは伝わりません。
Q. 何社くらい参加すれば良いですか?
最低10社は参加してほしいです。10社目あたりから「業界の共通点と差異」が見えてきます。私の場合、50社以上参加しましたが、それが採用担当になってからの財産になりました。
Q. 合同説明会と個別説明会はどちらを優先すべきですか?
業界を絞り込む段階なら合同説明会、志望企業が決まったら個別説明会が効果的です。合同説明会は1日で複数社を比較できるので、就活初期に参加するのがおすすめです。
まとめ
会社説明会は「めんどくさい義務」ではなく、「人生で1回しかない特権」です。入社したら二度と得られない情報が、無料で・大量に手に入る。それが説明会の本質です。
2026年はオンライン説明会が普及しているので、以前より参加コストは大幅に下がりました。まずはオンラインで数を稼ぎ、気になる企業のリアル説明会に絞って参加するのが一番得策です。
もし就活の進め方に悩んでいるなら、就活のプロに相談してみるのも手です。私のまわりにも、エージェントに相談してから選考の通過率が上がったという人が何人もいます。一度話を聞いてみるだけでも、かなり気が楽になりますよ。
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