ネットワークビジネスに誘われたときの断り方

人間関係

ネットワークビジネスについて賛否両論ありますが、今回は私が実際に勧誘され、断るまでの体験をお話したいと思います。

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ネットワークビジネスは悪いもの?

皆さんはネットワークビジネスについてどのような印象をお持ちでしょうか?

ネットワークビジネスとは顧客が顧客を増やす事業モデルのことです。詳しい解説は他のサイトに任せるとして、ここではなぜその事業モデルが悪いイメージになっているのか考えてみましょう。

私は、友達から誘われるまでネットワークビジネスという存在を知りませんでした。”ネズミ講”という言葉は知っておりましたが、身近ではなかったので「なんとなく悪いもの」というイメージでした。しかし、実際に友達から誘いがあり、一生懸命取り組んでいる友達の姿をみて、はじめは抵抗がありましたが「本当に悪いものなのか、ただの食わず嫌いではないのか。」と立ち止まって考えることにしました。

その結果、世間がイメージするほど悪いものではなく、むしろ良いビジネスだという考えに至りました。法律に反しているのであればすでに摘発されているはずです。これだけ広がりはしなかったでしょう。つまり悪いイメージは世間が作り出したイメージであり、私のモノサシでしかなかったのです。

意外と世間にあふれている

私の体験談ですが、私は就職するまで兵庫県に住んでいましたが、その時まで出会ったことがありませんでした。しかし、就職して大阪市中央区に住んだ時から周りのいたるところで見かけるようになりました。その時私は20代前半でした。

ちょうどその時は「自分の引っ込み思案を直して、男性としての魅力を磨きたい」と思いたち「彼女をつくろう」と思いました。出会いが少なかった私が思いついたのは街コンです。街コンに積極的に参加しました。(余談ですが、初めての街コンは失敗しました。悔しくてその場で夜の部を予約してダブルヘッダーしたこともありました。)その甲斐あってか、数回通って3人の方と連絡先を交換することができました。その3人とも積極的にカフェデートをしてくれるじゃありませんか。

さて、その時私はネットワークビジネスの存在について全く知らなかったのですが、3名とも決まって、

  • 将来のために勉強してる
  • 栄養学について学んでいる
  • 副業に興味がある
  • 専門学校などではなく、セミナーに通っている
  • お金や人生について、学校では教えてくれない大切なことを教えてくれる
  • たこパががあるからどう?いつ空いてる?

と言ってきました。積極的に「来週たこパあるからいってみない?」「今度セミナーがあるから参加してみない?」と言ってきます。最初の方はビジネス関係だと気づかず、向上心があって良い人だなぁ、としか思いませんでした。

パーティはおてのもの

たこパも毎週のように開催しているようです。セミナーとたこパの往復のようです。パーティと聞くとなんだか親密になれそうでワクワクしてきます。でも参加してみると大抵モテそうなリーダー格の人と、自分みたいなモテなさそうな人がいます。リーダーは新参者の私に優しくしてくれているのですが、なんだか疎外感を感じます。それでも一人暮らしの私には、新しい出会いができて人脈が広がった感じがするのでそれも収穫かなと思っていました。地元を離れた私にとっては久しぶりに楽しいひと時でした。

セミナーはニーズをとらえている

セミナーに行くと大勢の参加者がいます。ここで初めて私は「ネットワークビジネス」を認識しましたが、モノは試しだ、ということでそのまま参加してみました。お金の話や身体の話、栄養学の話など、学校では教えてくれない内容を教えていただけます。「なるほど」と思う場面が多々ありました。恐らく、ビジネスではなく勉強が目的で参加している方も中にはいらっしゃるでしょう。専門学校にいけば何十万円とするところが、千円程度で学ぶことができるのです。

現代の若者が「さとり世代」と言われて久しいですが、自分が勉強不足だと感じている人は非常に多いです。だから学校が教えてくれなかった知らない世界を知ることができてそれに意義を感じているのです。

私もそうでした。社会に出た途端に、自分が知らない世界がたくさん見えるのですから力不足を強く感じます。学校で学んだことは会社でほとんど使いません。どうすれば良いのか・・・。と思っているときの救いの手のようなものです。

私が断った理由

たいへん勉強になる、悪いものではない・・・とご紹介してきました。

参加してもいいのではないかと思うかも知れません。しかし、私は半信半疑ながらも数回セミナーに通いましたが、以下の考えをどうしても払拭することができず断ることにしました。

なぜ悪いイメージになるのか

そもそもなぜイメージが悪いのか。それは・・・各個人が営業マンになるからです。

誰でもいつでも始めることができる、ということはつまり素人でもできてしまうのです。セミナーで学んだり先輩や講師に教わる環境があっても、どうしても会社の看板を背負っているという責任感が薄くなってしまいます。そのため、結果がうまく出せない人は、顧客を獲得することが第一の目的となってしまい一般企業では絶対あり得ないような、強引な勧誘に至ったりしてしまうのです。

一般企業の根本は【相手に利益をもたらしその対価としてお金を得る】ことです。相手がどう感じるかが大事で、決して自分の利益を優先させてはいけないのです。ビジネスは自分の利益や成長のために始めることが多いので、どうしても認識の違いから相手に受け入れられない状況に陥ってしまうのです。

ネットワークビジネスの仕組みが悪いのではありません。中には優良で良質なグループもあります。しかし、間違いを犯してしまう素人も多くいらっしゃるので、嫌な気持ちになる方が多く、このような悪いイメージが根付いたのではないかと私は考えます。

ニーズをとらえているが成功への道ではない

セミナーにおいて若者のニーズをとらえていると述べましたがそれは所詮、集客のためです。自分の成長には良いかもしれませんが、成功への道では無いように私は感じました。人々に喜んでもらうためのサービスを提供し且つ他者との差別化が必要となります。ネットワークビジネスでは自分が提供し、その対価を得ている思えますが、実態は、そのサービスは企業が用意し、他の仲間たちと競合になっています。まったく差別化になっていないのです。

成功は楽ではない

成功を収めることができる人はどこにいっても優秀なのです。極論をいえば、すでに何かしらで差別化ができている人が、ネットワークビジネスに参入してきて成功を収めているのです。お金持ちや芸能人などでも、東大卒や早稲田、慶応卒がごまんといます。すでに差別化ができているのです。

セミナーでは、仕組みを聞くだけで稼げるような気持ちになりますが、それには相当な努力が必要になるのが現状です。しかし、セミナーでは仕組みは教えてくれますがその努力の仕方は教えてくれませんでした。「手を動かしてお金を稼ぐより、仕組みを作って手を動かさなくてもお金が入ってくるようにしたらハッピーでしょ」と教えてくれますが、ただただそれはネットワークビジネスの事業モデルの紹介であって、自分が歯車にされていること意識されないのです。

30~40代がいない

グループを見渡してみると、成功しているお金持ちの50代のおじさん以外は20代の若者がほとんどです。なんだか、世間を知らない若者をたぶらかしているような感じに思えなくもありません。

私の当初の目的は恋人を見つけることでしたのでゲンナリした記憶があります。

ノリが好きではなかった

根本的に私の性にあいませんでした。

多数のグループを見てきましたが(基本的にグループに分けられるがグループ間の行き来は禁じられていましたが、私は色んな人のルートから参加したので結果、多数のグループをみることができました。)、大抵はお兄さん役とその他大勢。親密になってきたら上の人がでてきて・・・というピラミッド構造になっていました。しかも、どのグループでも似たような人ばかりでした。

その人たちは、一見優しい様にみえますが、私からしたら「数回しか会っていないのに私のことをわかった風に言えるのはなぜか」と思いました。狭くても深い付き合いを好む私からしたら、みんな上辺だけで自分の顧客の獲得のために親切にしているだけにしか見えませんでした。

そんな私にはあの偽善のようなノリに耐えることができませんでした。

私が一番大事にしているものを捨てることができなかった

胸を張って言えるかどうか

本当は悪いものではないと心では思っても、良しとしない世間の目があるのも事実です。大好きな家族や友達に「こういうことをしている」と胸を張って言えない自分がいました。たとえ成功したとしても、周りから祝福してくれなかったら、それは幸せでは無いと私は考えました。もちろんビジネス仲間は祝ってくれるでしょうが、自分が感謝したい親や昔からの友人には喜んで欲しいじゃないですか。そこが私には見えなかったため踏み出すことができませんでした。

本当に人に薦めたいのなら

『この製品は本当に人間の身体のことを考えられてて・・・』『ちょっと高いけど、不純物が入っていないから本当に体のことを考えるなら断然こっちの方が良いよ』まだ発生していない病気を示唆して、みんなが予防に走るように仕向けているテレビ番組のようですね。

テレビ番組で健康に良いとして紹介されているものがコロコロローテーションしているのは視聴率のため、というのは有名な話ですが、日本では製品の基準は定められていて、すべての製品はそれに則っているはずなので、大差ないはずです。今まで大きな問題もない製品であれば歴史が証明しています。

他製品よりも良いとして割高の製品を勧めるのであれば、私の身体の責任もとっていただかないといけません。本当はその責任は企業にあるはずですが、それぞれ個人が好きなように勧めているので有耶無耶になっているのです。

本当にその製品を良いと思って勧めるのであれば、社員になって開発に加わりその上で人に勧めるべきではないか。私はそれだけの覚悟ができなかったため断りました。

みんな真剣

色々述べさせていただきましたが、誤解しないでいただきたいのは実際に取り組んでいる皆さんは真剣そのものです。一生懸命取り組んでいても上手くいかないなぁ~と思っている方も、断っている人はこのような考え方をしている、と参考にしていただければ幸いです。

否定する権利は私にはありません。私には合わなかった、ただそれだけです。

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