総務部に向いている人の特徴5選【総務歴10年が解説します】

総務部への配属が決まって、「自分に向いているのかな…」と不安になっていませんか。

就活や転職で総務部を志望しているけど、「自分に向いているのか分からない」と感じている方もいると思います。

総務部に向いている人の特徴は、はっきりしています。

私は新卒から総務・人事・経理を担当してきて、採用面接をしています。
その経験から、「この人は総務に向いているな」と思うことは多々あります。

この記事では、その特徴を具体的にお伝えします。

総務部に向いている人の特徴【5つ】

向いている人の特徴は、大きく5つあります。

  1. 細かい作業が苦にならない
  2. 人の話をきちんと聞ける
  3. 「縁の下の力持ち」でいられる
  4. 広い知識に興味がある
  5. 責任感が強い

一応、専門職ですからね。それぞれ詳しくみていきましょう。

① 細かい作業が苦にならない

総務の仕事は、地味で細かい作業の連続です。

給与計算でミスがあれば、社員から即クレームがきます。
契約書の日付が1日ズレていたら、法的にも問題になります。
勤怠管理を1人分見落とすだけで、残業代の計算が狂います。

「大体あってればいい」という感覚の人には、向いていません。
逆に、「細かいところまでちゃんと確認しないと気が済まない」という人は、総務でかなり重宝されます。

私の場合、経理の帳簿を1円単位で合わせるのが、むしろ楽しかったです。
「なぜ合わないんだろう」と原因を探していく作業が、パズルみたいに思えます。

② 人の話をきちんと聞ける

総務は、社内の「なんでも相談窓口」になります。

「有給の申請の仕方が分からない」
「育休を取りたいんだけど、どうすればいい?」
「退職したいんですが、手続きは何が必要ですか…」

こういった相談が、日々飛び込んできます。
しかも、相談してくる側は多少なり緊張していたり、事情を話しにくかったりします。

そこで「結論だけ早く教えてほしい」という態度をとると、相手は次から相談しにくくなります。話を最後まで聞いて、整理してあげられる人が、総務には向いているんですよね。

③ 「縁の下の力持ち」でいられる

総務は、数字に成果が出ません。

営業部なら「今月〇〇万円の売上を上げた」と分かりやすく評価されます。
でも総務は、「36協定の書類を期限通り提出した」「備品コストを5万円削減した」といった地味な成果ばかりです。

「やって当たり前」と思われる仕事がほとんどなので、褒められることは少ないです。
ミスをすれば怒られる。ちゃんとやっていても何も言われない。

それでも「誰かが動かないと会社が回らない。自分がやる」と思える人は、総務に向いています。逆に、承認欲求が強く「評価されないとモチベーションが上がらない」という人は、正直キツいです。

ただしAIの登場により、専門職が重宝される傾向にあります。やがて「判断ができる」専門職の立場は向上していくと考えています。(AIは総務の仕事を奪うといわれていますが、逆だと考えています。AIの回答が本当か?を専門的な知見から判断を下すことがより重要になるので専門職は重宝されるようになります。)

④ 広い知識に興味がある

総務の仕事範囲は、他の部署と比べて異常に広いです。

  • 労働基準法・社会保険→ 人事・給与まわり
  • 簿記・税務→ 経理まわり
  • 契約書・法律知識→ 法務まわり
  • IT・セキュリティ→ 情報管理まわり

一つの専門を深掘りするより、「いろんなことを幅広く知りたい」という好奇心がある人の方が楽しめます。

私自身、社労士の勉強をしたり、簿記2級を取ったり、ITの勉強をしたりと、色々手を出してきました。

それが苦ではなく「また新しいことを学べる」と感じられる人は、総務向きです。

⑤ 責任感が強い

総務が扱う情報は、社内で最も機密性が高い情報ばかりです。

社員全員の給与・住所・家族構成。
会社の資産状況。
採用候補者の個人情報。

これらを日常的に扱います。
「なんとなく見てしまった」「うっかり話してしまった」では済まない情報ばかりです。

「自分が見たことは外に出さない」という感覚が自然に備わっている人が、総務には必要なんですよね。

逆に、総務部に向いていない人の特徴

向いている人がいれば、向いていない人もいます。
自分が当てはまっていないか、確認してみてください。

  • 人に感謝されることでやる気が出るタイプ
  • 同じルーティン作業が苦手
  • 「目立ちたい、スターになりたい」という欲求が強い
  • 細かいことは気にしない、大雑把な性格

これらが当てはまる人は、営業や企画、開発といった「成果が見えやすい仕事」の方が向いています。
どちらが良い・悪いではなく、単純な向き不向きの話です。

総務部に向いているか不安なまま入った、私の話

私は新卒で総務部に配属されましたが、最初は正直「自分に向いているのかな…」と思っていました。

最初の3ヶ月は、覚えることが多すぎて毎日頭がパンクしそうでした。
給与計算チェックで3回同じミスをして、先輩に呆れられたこともあります。

でも、1年続けてみて気づいたんです。
「会社の全体像が、他の同期より明らかに見えている」ということに。ほんとこれです。

採用を担当しているから、会社がどんな人材を求めているか分かる。
経理をやっているから、自社がどこで儲けているか分かる。
総務をやっているから、社内のルールや制度を誰より詳しく知っている。

この「会社全体が見える感覚」は、総務にいないと絶対に身につかないものです。

まとめ:向いている人は、意外と少ない

総務部に向いている人の特徴をまとめます。

  • 細かい作業が苦にならない
  • 人の話をきちんと聞ける
  • 縁の下の力持ちでいられる
  • 広い知識に興味がある
  • 責任感が強い

5つ全部当てはまる人は、かなり少ないです。
でも、3つ以上当てはまるなら、総務部で十分活躍できます。

「総務部に向いているかどうか分からないまま働き続けるのが不安…」という方は、一度キャリアの専門家に話を聞いてもらうのが一番早いです。
自分の強みを整理してもらうだけでも、次の行動が見えてきます。

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