就活がつらい時に考えるべきこと、就活を意味のあるものにする考え方【就活】

就活ってつらいですよね。

  • ちゃんとやってるのに、内定がもらえない。
  • 人格を否定された感じがする。
  • そもそも、そんなに働きたいっけ?

いろんな思いが出てくると思います。

私もそうでした。

それまで、バイトだけで社会と接点が無かった私にとって、社会にでることは未知の領域でした。「働くこととは?」からはじまって「生きることとは?」まで考えるようになりました。ストレスで顔にあざが出るくらい悩みました。

できれば働きたくないけど、就活するのが正解みたいな風潮に疑問を感じながらも、今ではなんとか働いています。

そんな私が、自身の経験を振り返って、こうしておけばよかったなと思うことをお伝えします。就活を有意義にすることができたら、つらい状況も抜け出すことができます。

なぜつらいと思うのか

人生ではじめて、自分の責任で決めるイベントだからです。

ここで決めた進路が、今後の人生の大きな岐路になります。
そう思うとプレッシャーが半端ないですよね。
間違ったらいけないような気がするから難しいのです。

内定をもらうまで期間が長い

そう考えた場合、「就職」すること、つまり内定をもらうことがゴールなので、どんな企業からでも「内定」をもらわない限り、悩み続けることになってしまいます。

就活は最低でも三か月はしないといけません。

どんなに完璧にしていても、答えを知るまでは安心できないですよね。人間、待っている間など考える時間が多ければ多いほど、悲観的になる習性があります。もしかしたら間違っているかもしれない、これでよかったのか。不安になるのは分かります。

悩みすぎる必要はない

辛いでしょうが、でも、そんなに悲観的になる必要は無い、とお伝えしたいです。私は、人事として何百人とみてきましたが、ちゃんと考えて、ちゃんとできている人ってごく少数ですよ。まともな学生は少ないのが現状です。例えば以下のような学生ですね。

・履歴書を埋めてこない
・志望動機が空欄
・靴やスーツが汚れてる
・事前に何も調べていない

などなど。

もちろん、そういう方でも一応審査しますが、義理でも履歴書を埋めることくらいはできるハズですから、いくら人手不足でも雇いたくないのが心情ですよね。

だから、就活している時点で偉いのは間違いありません。

さぼっている人はそもそも悩みません。内定をいっぱい貰っても、行ける企業は一つ。どんなに上手く就活して、大手企業に就職しても自分に合わないかもしれません。

転職も一つの手段です。転職は根性が無い、というレッテルが張られる時代は過ぎました。「いい企業に入れなかったら転職しよう。」というくらいの軽い気持ちで就活をしてもかまいません。

ある程度の妥協が大事です。

それでも、うまくいかない自分に納得がいかない場合

でも、なんか、妥協できないな、という人は次のことを考えてみてください。

  • しっかり条件設定できていますか。
  • 自分の身の丈にあっていますか。
  • 大企業病になっていませんか。

つまり、自分のことを等身大で見れていないのです。

特に、良い企業を見つけよう!と意気込みすぎて、無理な条件を設定していないでしょうか。

年収、福利厚生、職種、働きやすさ・・・どれもピカ一の企業なんてほとんどありません。

値上がりする株を当てるくらい難しく、たくさんの研究が必要になってきます。

大企業の真実

みなさんが知る大企業は、大変人気です。

調べて、企業を選んで、応募・・・としていると、自分の知っている企業にしか目につきません。それらはほとんど有名企業ですので、一流大学の学生がほとんどを占めています。

しかも、一流大学は特別枠(キャリア組)があり、それ以外の学生はインターンした人しか受け入れない。などあります。今から応募して頑張ろう!と思っても、募集は形だけでほぼ決まっている可能性が高いです。

悲しいですが、これが真実です。
では、自分の知らない企業へ目を向けるにはどうしたらよいのか。

やっぱり「妥協」です。

こんな企業が良い~と理想を考えるのではなく、職種と業界だけ絞って、ざっと募集を見てみる。そうすると、聞いたことが無くてもよさそうな企業が数社見つかるはずです。

自己分析を再度行う

もう一つ、自己分析を再度行うことも大事です。

私も、はじめに自己分析をした結果を、履歴書に書いていましたが、就活を進めていくにつれて内容も変わってきました。具体的には、はじめは「何事も器用にこなす」から、就活は精力的に取り組んでいたが成果がでなかったため「辛抱強く取り組むことができる」に変えました。

業界を途中で変えたため、パッと内定をもらえたわけでは無いので、「器用にこなしたわけではないな・・・。」と考えに至り変えました。

こういう風に、自分の行動で性格が変わってくることもあります。もしかしたら、就活を進めるにあたって、あなたの性格も変わっているかもしれません。面接官がそこを見抜いているかもしれません。

今の自分をもう一度見つめ直してはいかがでしょうか。

そもそも働きたくない

なんだかんだいって、就活に悩む本当の理由は、

そもそも働きたくないのに、就職しようとしている。という矛盾で行動しているからだと私は考えています。

できれば、遊び続けたいですよね。のんびりしててもお金に困らない生活をしたいですよね。でも、そういう生活を実現できていないから、働かないといけない・・・、という人が9割だと思います。

だから、就活で悩むのです。

働きたい!と思う人は、就活で悩まないでしょう。

なので、働きたくないという気持ちを持ちつつも前向きに行動するには、就活を目の前の就職だけではなく、今後の長い人生に役立つよう就活の目的を改めて設定しましょう。

就活をするメリット

就活は、就職することが目的ですが、そのほかにもメリットはたくさんあります。

就活のメリット① 自分を知れる

自分の特徴や能力を振り返る時期は、就活以外ほとんどありません。
ましてや、それを他者にアピールすることもです。

公然と親や友達に「自分ってどんな人間?」って聞ける唯一の時期でもあります、普段そんなことを質問していたらちょっとイタい人になりますよね。だから、就活の時期に、就職のためだけではなく、今後の人生のことも合わせて考えることをおすすめします。

もちろん、就活の時期に考えたことを100%実行する必要もありません。働いていく中で軌道修正ももちろんOKです。でも、どれだけ深く考えたか、というのは後々だいぶ役に立つので騙されたと思って、もう一度見つめ直してみてください。

就活のメリット② 企業を知れる

就活の時期にしかできないことの一つに、「多くの企業をみることができる」があります。多くの企業を回る時間もありますし、企業概要の説明を聞けたり、工場見学に行けるのは就活の時期だけです。

就職すると滅多に教えてくれなくなります。
むしろ敵扱いですね。

私もエントリー200社70社以上訪問しましたが、その時のことはよく覚えています。一緒に参加していた、周りの就活生の質からもどんな企業なのか想像がつきますし、企業の雰囲気もわかります。社長にお会いできるのものもこの時期だけです。

就職できるのは1社だけですが、転職の際にも役に立ちますよ。

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