就活を、エージェントなどに相談せず1人で終えました。
その時のノウハウをまとめましたのでご紹介します。
就活の流れ
私は就活を誰にも相談せず自分で考え、自分で答えを出しました。
”就活”って調べると、だいたい『エージェントに相談しましょう。』って出てきますよね。
今となっては、相談した方が楽だったのかも…と思います。
でも、私みたいに「就活は人生にかかわることだから、1人で考えたい。」って思ってる人は多いと思います。
今回は、そんな人へ向けて記事を書きます。
就職して、そのまま6年目に突入しました。今では学生を選ぶ側です。
人事を担当したり、会社説明会で概要を説明したりしました。
悩んで入った会社は、友達から『ホワイト企業だね』と言われる中小企業です。
それなりの悩みはありますが「この会社でよかったな」と思います。
たぶん、掘り出し企業です。6年続いているのがその証拠です。
そんな私が就活していたころの経歴はこんな感じでした。
インターンシップは行かず12月に就活開始(12月解禁、3月開始)
このままではヤバイと思ってエントリーは200社、説明会に73社訪問しました。
2次面接以上すすんだのは10社程度です。
普通な感じで、もっと優秀な人はいます。
これなら、自分もいけそうって思う人は多いと思います。
これから就活を始める人、行き詰まった人、将来が不安な人などです。
本記事では、これから就活をはじめる人が、準備の方法、企業の選び方、面接の練習方法などを理解し、内定までの流れをイメージしてもらうことができます。
ポイントは、入社したあとの自己成長も視野に入れて解説するところです。
私は人事も担当したので、採用者側目線でもお話ししますよ。
※抵抗がない人はエージェントを利用するのも有効
相談する事に抵抗がなく、とりあえず内定が欲しいという人は、エージェントに相談する方が早いです。
無料なので登録だけでも損はしません。
本記事の内容
- はじめる時期
- インターンシップ秋冬
- 就活情報解禁
- 自己分析
- 業界研究
- 企業分析
- 履歴書、エントリーシート
- エントリー
- 事前対策
- 合同説明会
- 会社説明会
- グループワーク
- 適性テスト
- 面接
- 最終面接
- 内々定
- 内定
- 入社
たくさんありますが、就活の流れに沿って説明してきます。
事前準備(~12月解禁までにすること)
スケジュールを把握して、何をしていくのか決めていきましょう。
自分の目指したいものや、したい事はいったんおいて、働くことをイメージしながら物事をみていくのがコツです。
スケジュール
情報解禁は12月からですが、それまでにインターンシップがあり、実際には3年生の6月から就活は始まっています。
スケジュールは経団連が推奨しているだけなので、守っていない企業がたくさんあります。大手に絞っていないのであれば、早めに行動することが大事です。
インターンシップ
ナビサイトから応募します。
ナビサイトには以下の種類があります。
管理が大変になるのでマイナビ、リクナビで十分です。たくさん応募しても、募集が少ないので参加できるとは限りません。狙い撃ちが良いです。
夏と秋冬があります。もちろん、夏に参加する方が、ライバルも少なくて良いです。年々参加する人が増えているため、できれば一回は参加しておきたいところです。
参加するメリットは以下のとおりです。
- 本選考においても印象が良い
- 本選考にすすめる
- 経験になる
本選考においても印象が良い
情報解禁前に行動している学生は有利です。企業側は、意識が高くて優秀、よく考えているから入社してもミスマッチが少ないと見ています。
本選考にすすめる
インターンシップに参加した人を、優遇して本選考に進める企業があります。中くらいの大学だと、参加していない人は応募できないとする企業もあります。大手金融がそうでした。
行きたい企業が決まっているのであれば、積極的に参加することをおすすめします。
経験になる
インターンシップは「就業体験」です。アルバイトしかしたことがない学生は、一回参加しておいた方が良いです。
アルバイトとは全く違います。
本格始動(12月~2月まで)
情報が解禁される12月から皆が一斉に参加し始めます。インターンシップとは違って、ライバルがたくさん増えて、人と比べてしまいがちですが、自分に合った企業を探すことに集中しましょう。
就活情報解禁
12月からナビサイトがオープンして、企業の情報を見ることができます。
ナビサイトの種類はたくさんあります。
この他にもありますが、リクナビ、マイナビの2つだけで十分です。
ナビサイトに登録して情報を探しつつ、どんな企業に応募しようか考える時期です。募集要項、先輩の声、選考の流れを知ることができます。自分の欲求と、企業をマッチさせることが重要になってきます。
自己分析
就活で一番重要なのが自己分析です。将来どんな人間になりたいのか、というゴールがないと就活が進みません。
業界研究
企業を選ぶ前に、どの業界を狙うか考えておきましょう。数えきれないほどの企業があるので、絞っておかないと失敗します。
でも、以下のように簡単な感じで大丈夫です。
- プログラミングしたい→IT業界
- 文系出身だから→出版、印刷
- 楽しそうだから→広告、マスコミ
企業分析
業界を絞ったら、企業を見ていきます。
ナビサイトで業界を絞って検索します。たくさんヒットしますが、できる限りたくさんの企業を見ておきましょう。見ていると気づくのですが、どの企業もほとんど同じです。違いを探す方が難しくなってきます。
ただ、違いを熱心に探す必要は無く、以下の点だけ注意していれば大丈夫です。
- 賞与支給率
- 先輩社員の声
- 先輩社員の社歴
- 写真
- 歴史
給与や昇給率ってあまり違いはないですが、賞与支給率は企業によって違います。
あとは、写真などから自分が、その企業で働けるイメージが湧くかどうか判断します。意外と企業の雰囲気が出ている部分です。ここも自分の感覚で大丈夫です。
いかにもヤンキーそう、茶髪、陽キャばっかり、楽しそう…っていうのは私は排除しました。私はおとなしいタイプなので、黒髪で真面目そうな企業を選んでいました。
企業のホームページのことです。
募集要項などはナビサイトと一緒のことを書いてあることが多いです。先輩社員の声や働き方など充実してきてますし、社員旅行の雰囲気などを載せている企業もあります。
社屋の雰囲気をみて、こんなところで働きたいなぁとか、規模感とか分かります。場所も覚えることができるので、オススメです。
履歴書、エントリーシート
履歴書とエントリーシートで書くことはほとんど同じです。違いを挙げると以下の感じです。
- 履歴書→市販されててフォーマットがバラバラ。経歴を伝えることが目的。
- エントリーシート→企業によってフォーマットが違う。志望理由やアピールポイント、企業独自の質問(「自分を表す写真を貼って説明して下さい」など)がある。
志望理由と自分のアピールポイントを書けるようにしておきましょう。いっぱい書くことになるので、PCに書いてコピペできるようにしておく方が良いです。
エントリー
ナビサイトで気になった企業をエントリ―していきます。エントリーとは「お気に入り」登録のような感じです。説明会の予約が始まった通知などがくるようになります。
目安は100社くらいを目指してください。私は200社しましたが管理が大変になったので、ある程度絞ったほうが無難です。
事前対策
SPI、適性テストに備えます。
SPIや適性テストの勉強は、この時期からしておきましょう。採用担当からするとあまり関係ないのですが、私は得をしました。
風邪でGWを欠席したのですが、適性テストが上位3%だったらしいので、採用担当の目に止まり、パスできたようです。
こういうこともあるので、高得点を出すに越したことはありません。
オススメのテキストはこの2冊です。
空いた隙にパラパラと読むくらいで良いです。内容も大学受験に比べたら新しい科目は無いので、思い出すくらいのレベルで1周くらいしたら理解できると思います。上述した通り、採用担当はテストの結果をあまり重視していません。
グループワーク、適性テストの対策
対策としては、数をこなすことが大事です。特に、グループワークや適性テストは、リクナビ、マイナビが提供していることがほとんどです。
教材はオプションとして、リクナビ、マイナビが用意していますが、企業が独自に教材を持っていることはほとんどありません。なので、多くの企業で同じような問題に出会う可能性は高いです。
もちろん、毎年リニューアルされますが、10パターンもありません。だから、同じ業界だと、同じグループ教材に出会うことがあります。
私は、70社ほど会社説明会に行ったので最後の方は、「ああ、この問題ね」って感じでした。なので、数をこなしていたら必然と対策になります。
選考開始(3月~)
3月から予約が開始され、本格的に選考が始まります。
合同説明会
機会があれば、合同説明会に参加することをオススメします。
理由は、企業側としたら、合同説明会で優秀な学生を探すというより、認知度を上げることが目的です。なので、気張ることなく、自分を就活モードにすることができます。
会社説明会だと終わった後すぐに、テストや適性テストをする企業も多いです。気軽に話を聞くつもりで、2~3時間も拘束されるのはハードルが高いですよね。なので、企業の説明を聞ける合同説明会は有効です。良いなと思った企業があれば、採用担当に直接質問することです。
結構覚えてくれてますよ。
大学が企業を呼んで、大学の教室で説明会を開いてくれますが、
しかも、就職実績がある企業だけです。なので、合同説明会など、自分で応募して外の世界で知見を広げるほうが良いです。
会社説明会
選考に応募するためには、企業の説明を聞かなければなりません。説明会のあとにテストをする企業もあります。応募したい企業には必ず参加しましょう。
だいたい説明会のあとに質問タイムがあるので、そこで質問をして疑問を解消したり、担当者に印象付けましょう。なので説明会+テスト+質問タイムを合わて3時間くらい見ておいた方が良いです。私は、質問移動に間に合わなくてキャンセルしたことがあります。スケジュールには気をつけましょう。
グループワーク
意外と楽しいです。選考を忘れて熱中してしまうこともあります。
でも、それくらいの方が選考にすすめる可能性は高いです。
採用側からすると、結構、学生の性格がみえてますよ。だいたい、1時間30分くらいしますが、最後の方は疲れてきて、素の性格がでてくるんですね。始めはリーダーシップとってたけど、最後の方はほとんどしゃべっていないとか。よくあります。だんだん、適当になってきたり、独断で進行したり…。
性格をみるものですが、企業ごとに求める人材が違うので、対策しようがないのが現実です。どちらかというと、ちゃんとまわりと協調することを意識して、NG行動をとらなければ大丈夫です。例えば、暴走したり、参加しなかったりですね。
話に参加できなくても真面目に取り組んでいたら大丈夫です。たまに暴走する人に遮られて発言できない人もいますが、それは暴走した人のせいです。企業側としては、逆にどんな人か気になって選考に進めることもあります。
適性テスト
上述した通り、対策をしておいた方が良いです。独自テストを実施ている企業は少ないので、対策本で十分です。内容も大学受験に比べたら、新しい科目は無いので思い出すように、1周くらいで理解できると思います。
集団面接
ほとんどの企業では一次面接は集団面接です。これが結構緊張するんですよね…。
私は一番苦手だったかもしれません。
凡人の私には敵わないですよね。
毎回絶望してました。
でも、採用側に立つと分かりますが、優秀だから採用されるというわけではありません。その企業に合う人材をしっかり選んでくれているので悲観する必要はありません。
面接
就活で一番緊張する場面ではないでしょうか。だからか、就活生が悩むのも面接の対策です。でも、そこまで心配する必要はありませんよ。
ハッキリ言ってしまえば企業選びは「縁」ですからね。第一志望に就職できてもすぐに転職したり、第三志望でも自分に合っていたりします。私も、第三志望くらいでした。採用担当の立場からすると、等身大の自分で望んで上手くいくかどうかなので、あまり対策はしてほしくないのが、本音です。
最終面接
人事責任者や役員レベルの人と面接します。緊張しますが、最終面接まできているイコール採用しても良い。と考えてくれているので、心配することはありません。
合否を分けるのは、志望度と意志の強さです。御社で働きたいです!って意志を示すことが重要です。
- 志望度の高さ
- 将来を見据えて行動している
内定から入社まで
最終面接を通過したら内々定です。そのあとは以下のスケジュールで進行します。
入社(入社式)=4月1日
内々定
内々定は企業が、採用したい学生に出すものです。内定の違いは、労働契約の効力があるかどうかです。
内定→法的根拠あり
内々定は法的根拠がありませんが、取り消すと企業イメージが悪くなるので、よっぽどのことがない限りキャンセルはありません。
内定
就活終わったのに、わざわざスーツを来て出社するのは億劫ですが、必ず行きましょう。10月に晴れて、内定を貰えたら法的義務が発生するので、取り消しになったら訴えることができます。学生側が勝訴した判例があるので有利です。
入社するまでの約半年間は自由に過ごしましょう。
学生の時しかできないことをするのが良いですが、何かしたいという方は、資格取得などオススメです。
入社
さあ、4月から社会人の始まりです。無事に入社式を迎えることができたら、これから社会で活躍できるように頑張って行きましょう。
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