【就活】履歴書の書き方は、採用担当の視点で考えよう【実例あり】

履歴書ってどう書けばいいのだろう
何を意識して書けばいいの?
効果的なアピール方法を知りたい!

こんな悩みに答えます。

「端までビッチリ埋める!」
「がっつりアピールする!」
って思っていませんか?

でも、実際に、採用担当として何百人の履歴書を見てきましたが…
優秀な学生にはある傾向があります。

コツは、「続きを知りたい」と思わせることです。コツをつかめば、内容が思いつかなかったり、内容が薄くて悩んでいる人でも、上手く選考を進むことができます。

履歴書は、自分のペースでアピールできるのが最大のメリットです。

時間をかけて完成度を上げていきましょう。

本記事の内容
  1. 履歴書の目的を深く考えよう
  2. 採用担当が履歴書をみる時のポイント
  3. 履歴書書き方の具体例と応用

履歴書の目的を深く考えよう


まず、考えるべきなのは…
「履歴書は何のために書くか。」です。

住所、学歴、自分のアピールポイントを書いて、資格書いて、志望理由を書いて…

こういう風に、何となくで書いていませんか?

もちろん、選考に進むため、面接してもらうためではあります。

でも、履歴書だけで合否は決まりません。
面接は必ずあります。

だから、履歴書は面接に進むことが1番の目的です。

情報を伝えるだけではありません。
履歴書を見た採用担当に、「この人と会ってみたい!」と思わせることです。

そこを意識して書くことで、選考通過する確率が、グッと上がります。

そのために、3つのポイントを考えます。

  • 企業のニーズを考える
  • 面接の話題のために書く
  • どんな人を面接したいか考える

深掘りしていきます。

企業のニーズを考える

企業にもそれぞれニーズがあります。
狙っている人物像がある、というわけです。

学歴重視なら、履歴書に「早稲田大学」って書いてたら、おっ、と思うでしょうし、グローバルな人材を求めていたら「留学経験あり」を重要視します。

学歴だけではなく、性格もです。

体育会系の企業なら、コミュニケーション能力、元気、やる気のアピールが有効ですし、文化系なら、読書好き、論理的に考える姿勢をみせる。
といった感じです。

企業にも特色があります。

企業のニーズをつかむには、
「業種、職種から考える」
「社員の雰囲気をみる」
「募集ページを読む」
これら3点を意識することです。

IT系でしたら体育会系より文科系ですし、証券会社ならやる気元気活気。

社員の服装が、夏でもネクタイをピシッとしてたら古風な会社と判断できます。
茶髪だったり、スーツの色が明るかったり…
私は古風で文化系なので、そういう自由な感じは苦手ですが笑

一番簡単なのは、募集ページを読むことです。
だいたいがテンプレートですが、写真からでも雰囲気は読み取れますし、しっかり人物像が明記されている場合もあります。

色んなところにニーズは落ちているので、しっかりとアンテナを張っておきましょう。

面接の話題のために書く

履歴書の目的は、「面接に進むこと」でしたよね。

履歴書で全部を伝えようとしていませんか?

残念ながら、採用担当者は、履歴書だけで人物像のイメージがわきます。

なぜなら、同じような内容が多いからです。
私も何百人の履歴書をみてきましたが、大体が人とかぶりますです。

「おっ」と思うのは5%くらいです。

面接しても「まぁ、こんな感じだよね」って思ってしまうのがほとんどです。
(もちろん、そう思っていても一生懸命選考してますよ!)

その状態から脱するには、
「続きが気になる心理」
「希少性」
この2点を意識することです。

続きが気になる心理

採用担当は、どんな人物を面接したいと思うでしょうか?

感情的には…

「この人と会えるの楽しみ!」
「どんな人か想像もつかない。」
「どんな考え方をしてるのか気になる。」

といった感じでしょうか。

コツは、マンガやテレビ番組を参考にすることです。

TwitterやFacebookで流れてくる続きが気になる広告とか、テレビコマーシャルとかですね。

冷静に考えると時間の無駄に感じますが、なんか見てしまう。という経験はありませんか?
それを、履歴書から面接へのコンボにします。

長く書く必要はありません。
一言だけでも有効です。

例えば、少し特殊な内容ではありますが…

「3年間バックパッカーとして世界中を旅しました。怖じせずどんどん挑戦できるのが強みです。」

「在学中に弁護士資格取得したことが強みです。」

「幼少期は海外に住んでいた」

どんな人か会ってみたくないですか?

希少性

全国大会に出場しました!世界1週しました!などが有効な理由は、希少性が高く、採用担当者も経験したことがないからです。

お金持ちの話や、芸能人の裏話など…
よくテレビ番組になっているテーマですよね。

これらは、自分が経験したことのないから気になるのです。

したがって、採用担当が経験したことのないことを書けるのが理想です。

どんな人を面接したいか考える

他の学生にはない、珍しい経歴をもっていたとしても、会いたくない人もいます。

「Twitterでたくさんバズらせた」っていっても迷惑系だったり、危険地帯に足を運ぶ…とかですね。

会社に入ったら、迷惑をかけられる可能性があると感じる場合は避けます。
まぁ極端な例ですが。

では、どんな人を面接したいか。
そのポイントは、共感を得ることです。

希少性では、採用担当の経験したことのないこと。と解説しましたが、今度は共感を得ることです。

一見矛盾するように思えますが、希少性は実績、共感は感情面に訴えます。

コミュニケーションが苦手、カレーが好きで家にスパイスがたくさんある、テニスが楽しくて毎週通ってる…など、単純に「好き」「嫌い」とかの感情に訴えかけるわけですね。

共感を得るコツ

コツは、人間っぽさを出すことです。

多くの人がやってしまうのは、強みばかりアピールしてしまうことで、できないことや苦手なことを見せないようにしてしまいがちです。

でも、採用担当も人間です。

良いことばかり言われても疑ってしまうだけです。

「御社の仕事に興味があって、やる気満々です。」「将来、自分でガンガン売っていきたい。」「根気強いので投げ出すことはありません。」…みたいな感じに。

でもここに、ネガティブな部分を混ぜても良いのです。

「逃げ出した経験があるから、継続する大切さを知った。」
「たくさん趣味があって辞めたものもあるが、一つだけ続いている」

こちらの方が、親近感が湧きませんか?

超人になる必要はないのです。

採用担当が履歴書をみる時のポイント


採用担当が履歴書を見る点は、以下のとおりです。

  • 字の綺麗さ
  • 文体

実は…内容はあまり重要ではありません。

先程、少しふれましたが「同じような内容が多い」からです。

サークルや、部活、バイト、学業。
90%がこの4タイプに集約されます。

「部長やってました!」といわれても、全国に部活はたくさんありますし、あまり有効ではありません。

それよりも、人間性が現れる、筆跡や文体を重要視します。

字の綺麗さ

PCの時代に、字の綺麗さって意味あるの?
と思うかも知れませんが、字は人間性を表します。

私は20代ですが、字が綺麗な人は、仕事も丁寧な人が多いのは事実です。

頭が良い人は、字が汚い。
とも言われますが、それは「すごく」頭が良い人のことです。

厳しい様ですが、普通に就職するような人に、そういう人は稀です。

しかし、達筆である必要はありません。
要は、真剣に書いたかどうか。です。

左利きなど、ペンが苦手な人もいます。

でも、時間をかけて丁寧に書いたかどうかで、筆跡は変わってきます。

特に、現代ではPCで書く人が多いので、字が綺麗な人は人口が圧倒的に少ないです。逆にチャンスです。

ぜひ、時間を取って、ゆっくり書いてみて下さい。
採用担当は気づいてくれます。

文体

文体も同じです。

綺麗に揃っているか。
句読点の使い方、口語と区別がついているか。

です。

コツは、接続詞をしっかり使うことです。

具体例は以下です。

「なので」→「したがって」
「それで」→「そして」
「でも」→「しかし」

一度、ご自身の履歴書の内容チェックしてみましょう。

履歴書書き方の具体例と応用


コツは、面接で伝えたい事も考え、それに合わせることです。

履歴書ではコミュニケーション能力をアピールしてるのに、面接では、緊張しやすい、奥手と言ったり…
スポーツ好きと書いているのに、面接でカフェでゆっくり読書するのが好き。

とかですね。

こういう人、意外といます。

ダメではありませんが、面接の時には、履歴書の内容を踏襲するようにしましょう。

履歴書アピールポイントの具体例

実際に私の例をご紹介します。

私は、物事を根気強く続けることができます。

所属していた軽音楽部では、ドラムを担当し、プロを目指して毎日8時間以上練習をしていました。
ドラムは奥が深く、「身体で覚えること」と、「頭で考えること」の2つの面が大切になってきます。

身体で覚えることは、ひたすら同じフレーズを練習して身に付けます。
始めは身体が上手く動きませんが、次第にスムーズに動くようになり、そこからまた次のステップ…というように技術を取得していきます。

頭で考えることは、「周りと合わせること」です。
バンドではメンバーとの協調が大切になってきます。
一人が、わがままを言ってしまうと、上手くはいきません。
上手くいかない時は話し合ったり、一緒に何度も練習したりします。

以上の経験から、私の強みは、協調性をもって、根気強く物事を続けることです。

この強みを御社で活かし、活躍できる人材になっていきたいと考えております。

この内容で伝えたいことは、以下の4点です。

  • 根気強さ
  • 技術の追求
  • 協調性
  • コミュニケーション能力

ぜひ参考にしてみて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

履歴書をどういう風に書いて行けばいいのか、イメージがわきましたでしょうか?

採用担当の気持ちも考えて、上手くご自身をアピールしていってくださいね!

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