本記事は、資格を持っていなくても内定をもらえるか不安に思っている方に向けての記事です。
・有利になる資格を取りたいな。
・今からでも取れるかな。
就活をする多くの人が、このように考えるのではないでしょうか。
しかし、急いで資格を取得する必要はありません。
資格を取るのであれば、就活のための資格ではなく、自分のための資格取得を目指すことをオススメします。
そのためには自己分析を徹底的に行う必要があります。
「自分のための資格といわれてもわからない!」という方もご安心を。資格の選び方とアピール方法をこれからご説明します。
もし、資格なしでもアピールしていきたい方は、こちらの記事で紹介しています。>>資格がなくても就活を有利に進める方法【自己分析】
ちなみに私は、資格無し(運転免許のみ)でも無事に内定をもらうことができました。ホワイト企業なのでまだ転職していません。
その時の経験を踏まえて解説していきます。
事前に考えておくべきこと
資格はボーダーラインとしての役割もある
まず、資格はボーダーラインとして考えるのが適切です。
経理として採用したいのに、簿記ってなに?という状態から育てるのは大変です。適正かどうかもわかりませんし。それよりも、簿記2級もってます!という人の方が話が通じるでしょう。少なくとも最低限の知識はもってますし、適正である可能性が高いです。
なので、資格勉強するなら自身が求める職種と業種に沿って決めた方が良いです。自分の望みを叶える能力を身に着けたほうが100倍幸せだからです。
いつか、なにかの役に立つだろうは無駄
就活する段階で履歴書に書ける資格がないことに焦って、とりあえず[履歴書に書けて簡単なやつ]を探しがちです。
まったく興味ないのに[色彩検定]とか、男で営業職希望なのに[秘書検定]とか。(私は[秘書検定]の本を買って読みました。秘書になりたいのか?って感じですね。受験しませんでしたが・・・。)
いつか何かの役に立つという意見もありますが、悪しき習慣です。
いつくるかわからない、その「いつか」「なにか」のために準備するのは非効率です。そもそも、興味ないことにはやる気もでませんし、吸収も遅いです。必要に迫られたときにしたほうが覚える方が格段に早いです。
資格取得の正しいプロセス
まずは自己分析です。
将来、何になりたいか、どうなっていたいかを明確にします。
例えば、[社労士]の資格は、【大手企業で出世したい】【独立した】と考えたときに目指すレベルの資格です。逆に、立身出世に興味が無く、できればのんびりしたい人にとっては、勉強して辛いだけでしょう。(社労士は難しい資格です。)
次に、[社労士]の資格を取得した場合、面接でのアピールの仕方は以下のようになります。
このような流れでしょうか。こういう背景があれば、資格を取得する理由があるといえます。
資格ごとの考え方
では、就活に有利といわれる資格たちの【目標】と【アピールポイント】のオススメの考え方を記載します。迷っている方は参考にされてはいかがでしょうか。
逆に、今勉強しているけど、自分の目標と違っていたら、いちど立ち止まって考えることをオススメします。
1.商業簿記
[とりあえず]の代表的な資格です。株式会社の財務諸表、貸借対照表を作成できたり原価計算を学ぶことができます。企業に勤めるには必須と言っても過言ではないスキルです。会社の目標である[利益]の構造を知ることができます。ちなみに、3級は個人商店、2級は株式会社、原価計算
2.秘書検定2級
その名のとおり[秘書]の業務について覚えなくてはいけません。なんとなく簡単にとれそうな資格ですが、秘書は稀な業種ですから、思っているより失敗は許されず緻密な業務が要求されます。主にマナーを学ぶことができます。
3.FP技能検定(ファイナンシャルプランナー)
資格を意識したことのない人にはなじみのない言葉かもしれませんが、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を問われます。そのまま[ファイナンシャルプランナー]の職業に就くことができます。意外かもしれませんが、家計に関わる知識なので、専業主婦を目指している方にもおすすめです。
4.マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
Word、Excel、PowerPointなどマイクロソフト製品のソフトをどれだけ使えるか、という資格。正直、必要あるか?という感じです。
マイクロソフト以外のソフトもいっぱいありますので、知識ゼロから勉強するより、実践でググりながら覚えていき、ある程度操作を覚えてから資格取得する方が効率的です。どちらかというと操作というよりも文章やデザインにこだわったほうが良いです。
5.TOEIC & TOEFL
言わずと知れた英語テストです。何点かどうかで英語の技術が問われますが、こちらも、実践や英会話レッスンで磨いた方が効果的です。ただ、入社の条件に何点以上という基準がある企業がありますので、その企業に入りたい場合は勉強をしたほうが良いでしょう。
6.日経TEST
「社会人になったら日経新聞を読め」と言われますがそれは死語になりつつあります。日経新聞は政治経済に特化した新聞ですが、その発行元である日経新聞社が、政治経済をどれだけ捉えられているかを測る資格です。(参考:『日経TEST』)
ただ、こちらも実践で覚えたほうが早いですし、誰かに教えてもらわないと気づきにくいです。また、テストの答えが本当かどうかも怪しいものです。参考として私が新聞を読み比べしていた時の記事をのせておきます。>>
今ではネットで無料で情報が見れるのでワザワザ新聞を読む必要はありません。自分にとって必要な分野を勉強したあと知見を広げるために読むくらいの方が良いためある程度の上の立場の人間が読む方が良いかもしれません。また、何か情報を発信する人を目指している人は、どのような内容がどのように表現されているかを知るためには良いかもしれません。
7.公認会計士
公認会計士とは、企業の監査と会計を専門分野とする国家資格を持つ職種です。独占業務があるので、取得することができれば今後の役に立つこと間違いなしです。しかし、「就活で有利そうだから取ろうかな~」という心構えでは難しいです。会計士になるぞ!という意気込みがないと難しいでしょう。
8.ITパスポート試験
ITパスポート試験は国家試験ですが、無理して取る必要もなく実践で学べる内容です。とるのであれば、文系で営業などIT分野ではない企業や職種を目標としている人が取っておくといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
資格取得は悩みますが、資格があると有利!取らなきゃ!って思うと焦ってしまいますよね。
まずは自分がどうなりたいのかを意識して勉強していきましょう。もちろん、資格だけにとらわれず様々な経験を積んでいくことも意識することも大事です。
みなさんの就活に幸あれ。
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