「資格は合否に関係するのか。」
「資格取得しておいた方が良いかも。」
・・・悩みますよね。
私も、アピールポイントがなくて資格取得を考えましたが、無くてもスムーズに進めることができました。
さらに、採用側になると資格よりもっと大事な部分があることに気が付きます。
本記事では、就活に資格がいらない理由と、効果的なアピール方法を説明していきます。
就活に資格がいらない理由
理由は以下の5つです。
- 理由1:重視していない
- 理由2:勉強は入社してから
- 理由3:何より実務
- 理由4:頭脳よりメンタル
- 理由5:資格がない職業も多い
順番に説明していきます。
理由1:重視していない
「就職白書2019」によると、採用で「資格」を重視する企業は9.5%というデータがあります。
その反面「人柄」が92.2%です。
答えは明白ですよね。
理由2:勉強は入社してから
入社したら否が応でも専門知識はついてきます。
それよりも学生しかできない「遊ぶこと」が大事だと先輩方は思っています。
なぜなら、それが本質だからです。
一度経験したことは後々必ず活かされます。その経験は資格よりも大事なスキルです。
理由3:何より実務
テストの点数が良くても仕事ができない人はたくさんいます。
逆に、中卒でも仕事できる人はごまんといます。東大卒が仕事無いと嘆き、中卒が仕事を回すという光景は実際にあります。
学歴差別ではなくリアルな話ですよ。
だから、資格があっても実務ができるかは別問題だと採用担当は思っています。
頑張って勉強した人からすれば、もっと評価して欲しいでしょうが「人柄」「熱意」を重点的にアピールする方が効果的です。
理由4:頭脳よりメンタル
社会で戦うには持久力が大事です。
頭はいいけど数年で辞めてしまう人よりも、コツコツ成長し続ける人材の方が活躍することがわかっています。
資格より、何かを続けた経験を重視します。資格勉強のためにコツコツ頑張ったのであればそれでも良しです。
理由5:資格がない職業も多い
弁護士や医者、看護師や保育士など思い浮かぶものはありますが、世の中、資格が不要な職業の方が多いです。
とくに昔は、実践で覚えてきたので、資格が無くても成功することができるのは明白です。
簿記やTOEIC検定なども、協会が勝手に試験をつくっただけなので企業は意外と重視していません。
実際に問題なく就活できた
私自身、履歴書に書ける資格は一つもありませんでしたが無事に就職できました。
何百人の中の4人で、かなりの倍率だったようです。
確かに、資格がないことに不安でしたが「焦っても仕方ない」と思って活動したら大丈夫でした。73社の会社説明会に参加して選考に進んだので確かです。
資格よりもバイタリティ
聞きなれない単語だと思いますが【バイタリティ】とは「活力」「生命力」「潜在能力」を指します。
長い社会人生活では、やる気を何十年も持ち続ける人間、つまり向上し続ける人間が一番重宝されます。
したがって、バイタリティが高い人間は資格を持っているより有利です。
入社してから、会社の業務をどんどん吸収してもらえるのが一番うれしいからです。
資格よりも効果的なアピール方法
資格がないけど、どうやってアピールしたらよいのか、その方法をご紹介します。
採用担当の視点で考えていきましょう。
採用担当が見ているポイント
まず考えておきたいのは、採用担当が見ているのはパーソナリティだけということです。
能力だけなら書類選考だけでいいですよね?
それなのになぜ面接するのかというと、身だしなみや言葉遣いからパーソナリティを判断できるからです。
つまり採用担当の好感度が重要になってきます。
例えば、部下にするなら以下のどちらが良いですか?
採用されるのは確実に後者です。
現実問題、東大卒みたいに優秀すぎても難しいです。
なぜなら、自分より優秀な人間を受け入れられる管理職は少ないからです。役職が付くとプライドが高くなる人が多いのが現実ですよ。
パーソナリティを高める方法
小難しいことは考えずに、以下を実践するだけで良いです。
- 身だしなみ
- 言葉使い
- 落ち着いて
- 元気よく
別に、頭の回転が速くなくても、輝かしい成績が無くても、落ち着いた大人を演出するだけでOKです。
変に勉強するよりも、今すぐできるので、ぜひ心がけてみて下さい。
不安だったら資格取得も効果的
主張が逆ですが、心配なら資格取得も手段のひとつです。
なぜなら、就活には意味ないけど将来に活かせるからです。
履歴書に書けなくても、いまから将来のために勉強を始めるのは非常に有効です。
すぐに取れるおすすめの資格
簿記やFP、少し難しければ社労士がおすすめですね。会社や生活に直結する内容です。
就職してからスキルアップや出世をめざすなら、今から勉強しておいたらスタートダッシュできます。
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簿記は会社の利益構造を知ることができるので、社会人必須スキルと言っても過言ではありません。
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体験談の記事も書いているのでよかったらぜひ。→簿記3級に独学で合格した方法
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