でも、ダメな質問はあるかな。
良い印象を与える質問は何か。
会社説明会から選考は始まっています。
会社説明を聞くだけではなく、採用担当に自分の印象をもってもらいたいですよね。
だから、質疑応答で質問していきたいけど、どんなことを聞いたらいいのか、こんな質問でも大丈夫か心配になります。
採用担当として何百人も学生を見てきた経験から、いい質問とマイナスな質問を、詳しく解説していきます。
- 会社説明会で質問をするタイミングとは?
- どんな質問をしたらいいのか
- 会社説明会の後の対応方法
会社説明会で質問をするタイミングとは?
会社説明会では質疑応答が最後にあります。
なので、途中で質問したいことが出てきたらメモしておきましょう。
NGな質問のタイミング
説明の途中にしてはいけません。
他の人も集中して聞いているので、遮るのは得策ではありません。
目立とうとしてなんでもリアクションするのは良くないです。
逆に、もし少人数で「フランクに行こう」という前置きがあるなら、都度、質問してアットホームな感じにするのが良いです。
質問はしたほうが良いか
質問はしたほうが良いです。
何百人いても、質問する学生は数人程度。
かなり印象に残るので効果的です。
とんちんかんな質問をしても「がんばったな」という評価をしますので、よっぽどのことがない限り、マイナス評価はありません。
呼び捨てにするとか、頭ごなしに批判するとかですね。
そんな質問をする学生に出会ったことありませんが…。
質問するのは、恥ずかしいかも知れませんが、慣れです。
嫌な思いをしたのであれば、その企業の選考を受けなければいいだけなので不安になる必要はありません。
どんな質問をしたらいいのか
さて、本題です。
質問内容を3ステップで考えていきましょう。
- 良い質問の特徴を知る
- 自分の知りたい内容を質問にする
- 質問の具体例を2つ紹介します
良い質問の特徴を知る
良い質問の特徴は以下のとおりです。
・入社する前提の質問
・業界に理解のある質問
逆に、悪い質問も知っておきましょう。
・調べたらわかることを質問する
・他社を匂わせる質問
だいたいイメージはできますか?
次に、自分の軸と合わせていきましょう。
自分の知りたい内容を質問にする
良い質問の特徴を念頭におきつつ、自分の知りたい事を質問に落とし込んでいきます。
就活の軸から考えていくと良いです。
軸と質問内容は、以下の感じに考えていきます。
- 社風→退職率、年齢構成、上司との関係、飲み会の数、意見のしやすさ
- 給与→昇給率、賞与、労働分配率、役職
- 厳しさ→研修制度、業務の難易度、未経験
質問の具体例
具体例を挙げて見ていきましょう。
- 冒頭で必ず「学校名」+「名前」を言う
- 「質問の数」を最初に言う
- 「悩み」「自分の感想」「質問の意図」も伝えると良い
2つ質問よろしいでしょうか。
1つ目ですが、半年で本配属されると伺いましたが、一人立ちまで、どれくらいの期間かかるとみていますでしょうか。個人差はあると思いますが、実際の例があれば助かります。
2つ目の質問は、退職率と年齢構成を教えていただきたいです。リクナビのように、若い人がスキルを身に付けてステップアップしていくのか、社歴を重ねてコツコツやっていくのか、自分が入社した後をイメージするためです。
内容を分析すると以下の感じです。
- 独り立ちまでの期間で、どれくらい他の人がサポートしてくれるのかわかる
- 退職率が低く、年齢構成が若い=若くても働ける風通しがよい職場
- 退職率が高く、年齢構成が高い=若い人が辞めている
1つ目ですが、御社の労働分配率について伺いたく存じます。
2つ目の質問は、若くても役職が付いている方がいるかお伺いしたいです。これから人口が減っていく中で、これからは若手が活躍しないといけないと考えていますので、どんどん経験を積めるかどうかを考えています。
年齢で評価されたなくないですよね。
この質問例も分析すると以下の感じです。
- 労働分配率で、利益をどれだけ社員に還元しているかわかる
- 若手に役職がついているかどうかで年功序列がどれだけ強いか表しています
会社説明会の後の対応方法
説明会が終わった後にすることは一つだけ。
直筆の手紙ならなお良しです。
実は、お礼メールなど送ってくる学生は1%もいないので、めっちゃ印象に残ります。
意味のある感想などは不要です。
「送った」という実績だけで印象が全く違います。
例えば以下の例です。
どんな仕事をしているのかわかりやすく説明してくださったおかげで、他社ではわからなかった「業界について」の理解を深めることができました。
しかも、会社の雰囲気が伝わる説明で、貴社の志望度が高まりました。
今後、選考に進ませていただけるのであれば、全力で挑戦したいと考えておりますので、その際は、何卒よろしくお願い申し上げます。
こんな感じで良いです。
恐らくは、足切りの場合を除いて、お礼メールを送れる学生は選考に進むことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
質問するのに勇気はいりますが、自分が入りたい企業のことはしっかり知っておきたいですよね。
自分の知りたい事を落とし込んで上手く質問することで、ミスマッチも防ぐことができます。
ぜひ有効活用してください。
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