グループワークとはなんだろう。
どうやって対策したらいいのか。
どうすれば評価上がるかな?
こんな疑問に答えます。
- グループワークとは、意味や目的を解説
- グループワークの対策、攻略法
- グループワークで良い評価をもらう方法
私は、200以上の企業にエントリーして、73社の会社説明会に参加しました。
グループワークは20社ほど行きました。
選考通過したのは15社くらいだったので、勝率は75%くらいですかね…。
就職した後は、人事を担当し、グループワークを実施する側となりました。
学生の時は緊張して気付きませんでしたが、選考を通過させる学生には特徴があります。
グループワークって思ってるより、「コミュニケーション力」「思考力」が浮彫りになるんですよね。
グループワークに苦手意識を学生もつ学生は多いです。
「思考が追い付かない」
「対策をしたいけど、どうしたらいいのか」
でも、目立った人や頭が良い人だけが選考に通過するわけではありません。
本記事では、対策とコツも解説していきます。
グループワークとは、意味や目的を解説
複数人(6人くらい)のグループになって、一つの作業に取り組みます。
メンバーで同じ目的に向かって進んでいると、各々の性格が浮き彫りになります。
そこから、「思考力」だけではなく、その人の「コミュニケーション力」や「リーダーシップ」「計画性」などをみることができます。
早速ですが、私が実際に受けたワークの例を挙げます。
各人に情報が渡されますが、お互いがどんな情報を持っているか分かりません。
制限時間は1時間。
例えばA~Dさんがそれぞれ以下の情報を持っています。
A:「大きな十字路の角に交番があります。」
B:「交番の南側に公園があります。」
C:「大きな十字路に居酒屋があります。向かいには交番があります。」
D:「交番のはす向かいにはスーパーがあります。スーパーの東側に駐車場があります。」
お互いに話し合ったり、情報を出しながら、地図を完成させていきます。
自分の情報を積極的に出したり、地図に書き込んだりする人が出てきます。
・必ず協力をしなければならない
・自分だけが分かっていてもダメ
・他の人の意見を聞く
自分の情報をいかに適切に伝えるか、聞いた情報を上手く整理できるかが大事になってきます。
リーダーシップをとって進めていく人、書記をする人、タイムキーパーなどが出てきます。
熱中することが多いので、学生からするとあっという間だと思います。
これがグループワークです。
グループディスカッションなら議題についてディベートしていきます。
何のためにするのか
リーダーシップを発揮する人、情報をまとめるのが上手い人、ついて行けない人、発言できない人などがでてくるので、パーソナリティを見ることができます。
「コミュニケーション力」「思考力」「計画性」などです。
企業側からみると、働いた時のイメージがしやすくなるメリットがあります。
自分中心で進める人や、まったく参加しない人、場を乱す人など絶対出てきます。
そんな人と仕事はしたくないので、グループワークは有効なのです。
ちなみに、正解できるかどうかはあまり関係ありません。
というよりも、正解できないくらい難しくされていますので気にしなくて良いです。
グループワークの対策、攻略法
対策は可能です。
理由は2つあります。
- 似たようなワークが多い
- 評価されるポイントは決まっている
グループワークの教材は、どこが用意しているかご存知でしょうか。
9割がナビサイト側です。
独自の教材を持っている企業はほとんどありません。
(ナビサイトもそれが商売になっているのです…。)
マイナビからエントリーしたら、マイナビが用意した教材。
しかも、ナビサイトが用意している教材って10種類もないのです。
そして、教材によって学生の見えるところがちがいます。
コミュニケーション力がみえる教材だったり、論理的思考力が試される教材だったりです。
したがって、同じ業界に絞っていると、同じような業務→求める能力が同じ=同じ教材に当たる確率が高いです。
実際に私も、20社いきましたが、5〜6社は被ってましたね。
もちろん、その企業にあったカスタマイズはするので(名前や商品名など)全く同じことはありませんが、大筋は同じです。
なので対策は可能です。
具体的な対策
ポイントは以下のとおりです。
- リーダーか書記はやるべき
- バッティングしたらゆずるべし
- 要約する人が最強
- 前向きに取り組む姿勢をみせる
- 暴走する人には手間な作業をさせる
リーダーか書記は積極的にしてください。
でも、他にしたい人がいたら、軽く譲ってください。
目的はリーダーになることではありません。
リーダーになれなくても「要するにこういうことですか?」って聞くだけで主導権は握れます。
参加したことがある人はあるあるだと思いますが、選ばれたリーダーでも、途中で役割が変わってることがあります。
リーダーなのに黙っていたり、他の人が進行していたり…。
つまり、主導権を握る人は、選ばれたリーダーではなく「まとめ役」です。
なので要約する人になるのが一番良いです。
でも、リーダーをたてているので、場を乱すこと無くポイントが高いです。
暴走する人は自覚はありません。
でも、積極的に参加しないといけない!って思って空回りしているのです。
簡単な作業をさせて他の人と進めていきましょう。
黙っている人も必ずいます。
そういう人がいたら、グループの雰囲気が悪くなってしまいます。
もちろん、活気あるグループの方が選考に残りやすいので、積極的に声を掛けましょう。
だいたいは、緊張してどこで発言したら良いか分からなくて困っているので、意見を聞きます。
聞き方のコツは、「何かありますか?」ではなく、「~さん、何かありますか?」と個人宛に意見を聞くことです。
正解を導き出せるかどうかは、重要視していません。
即席のグループで上手く成果を出す方が難しいです。
頭が良い人がいたら正解を出せて、暴走する人がいたらぐちゃぐちゃになるというのは不公平です。
採用担当は、個人を評価していますので、結果は気にしなくても大丈夫です。
同じワークに出会ったら、実力を発揮しやすいので、数をこなして経験を積むのが一番手っ取り早いです。
手間はかかりますが、志望以外の企業に足を運んで選考を受けるのがオススメです。
グループワークの例題
以下にグループワークの例を挙げます。
上記で挙げた例ですね。
大きな模造紙に地図を書いていきます。
各人に情報が渡されますが、お互いがどんな情報を持っているか分かりません。
制限時間は1時間くらい。
もちろん、ナビサイト側も日々アップデートしているので、この限りではありませんが、大筋はこんな感じです。
グループディスカッションの例題
議題についてグループで話をします。
答えは無いことが多いので、自由に発言しても良いですが、最後にグループで発表する、というパターンが多いです。
なのでここでも「コミュニケーション力」「リーダーシップ」が問われます。
グループワークで良い評価をもらう方法
さて、評価されるのはどんな学生なのか、採用担当の目線からみていきましょう。
- 楽しんでいる人
- 余裕のある人
- まとめ役
- 出しゃばらない人
- 情報をまとめることができる人
こんな人、意外といます。
- 発言しない人
- 独断で決める人
- 話を聞いていない人
評価されるポイント
協調性が一番大事です。
コミュニケーション力とは少し違います。
学生の言葉でいうと、「空気を読む」という感じですかね。
決して、頭が良い人が評価されるわけではありません。
私の経験上、頭が良い人は自分で勝手に進めてしまう傾向があります。
そうすると協調性がないとみられます。
毎日顔を合わせるのですから、気分悪い人と一緒に働きたくないですよね。
いかに優秀でも、避けたくなる人はいます。
評価されるコツ
「楽しそうにすること」です。
これだけで、選考に通る可能性はグッと上がります。
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