内定をもらえる人には傾向があります。
内定を貰える人は、複数もっている人が多いです、その反面、ゼロの人もたくさんいます。
同じように就活をしているのにどこが違うのでしょうか?
人事としてたくさんの学生を見てきましたが、「他の企業からもオファーが来そうだな」という学生は一目でわかります。しかし、必ずしもすごい能力をもっていたり実績があったり、資格を持っていたりするわけではありません。
今回は、内定をもらえる人の特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
内定をもらえる人の特徴
内定を貰いやすい人は以下のような特徴があります。
- 安心感を与える人
- 意志疎通ができる人
- 自分で考えて行動ができる人
これらを軸に考えていきましょう。
安心感を与える人
これが一番大事です。
人事担当は失敗したくないのですから、安心できる学生を求めています。人事担当の本音はコチラの記事にまとめています。>>就活に不安な人必見!採用担当者の本音を知れば怖くない!【就活】
安心というのは、「入社してすぐ辞めない」「人に変な迷惑を掛けない」「犯罪行為をしない」という感じです。
基本、普通にしていたら大丈夫ですが、奇抜だったり、服装がだらしなかったり、不潔だったり・・・。そういうイメージが付いてしまうと次に進むのが難しいです。人と違うアピールをしたいがために、変なことをする人がたまにいるので、そういうのをしなければ大丈夫です。
入社しても安定して働きますよ、ということをアピールすることが重要です。
意志疎通ができる人
Aですか?と聞かれて、「はい」「いいえ」と答えることです。
相手の聞きたいことに対して的確にこたえることが重要ですが、そんなに論理的に、効率的に答える必要はありません。そんな経験もしていないのですから、多少不器用なのは仕方ありません。
悪いのは、Aですか?と聞かれて「いやー、どちらともいえませんが、こういう経緯から私はこう思っていてですね・・・。」って話が長くなって言い訳っぽく聞こえるタイプです。一番嫌われます。
良い例は「はい」「いいえ」で答えを明確にしてから、詳細を望まれたら応える、という感じです。
そして、こっちからあまり話を出さないことです。「相手の話を待てる」という人は意外といません。聞いてもいないことをいっぱいしゃべって必死にアピールしようとします。そんな人はいくら優秀でも、意志疎通ができないとみられて次へ進むことが難しくなります。
自分で考えて行動できる人
自分の意志を強く持って行動している人は選考を通過する可能性が高いです。
行動はしていても、自分の意志を強く持っている人はあまりいないからです。
会社では「1から10まで教えてくれる」と思っている人間が非常に多いです。だから、「言われていないからできない、知らない」と平気で言う人がいます。
実話です。
そんな人がいたら効率が悪くなって仕方がありません。優秀な社員が教えるのでしょうが、教える時間がもったいないです。だから、自分でかみ砕いて行動できる人が求められます。多少間違っていても問題ありません。
「1をきいて10」を知ることは難しいですが、「1をきいて2を知る」だけでも先輩方はありがたいと思っています。だから、1をきいて「これはなぜ自分に仕事を振ってくれたのだろう」「これはどんな効果があるのだろう」などと考えることが重要です。
それができる人材を探しています。
印象にのこるアピールポイントは必要ない
自己分析するときに、自分のしてきたことや、長所や短所などからアピールポイントを考えていきますが、あまり特筆すべきところってみつからない、っていうのが現実ですよね。
自分に自信ある人は珍しいです。
そこをなんとか良く聞こえるようにいろんな角度から表現を変えてみますが、人事担当にはバレています。
例えば、「部活で毎日練習してプロを目指していました。」とか、「アルバイトで色んな人と接する機会があり、その一人ひとりに対応を合わせるよう努力した。」などですね。
私の場合は中小企業なので、「そんな立派な人材ならすでにどこかで活躍している」と考えます。だから、立派に聞こえても、よくよく中身をみたら、「まぁ普通の学生だな。」って感じになることが多いです。でも、そんな学生に内定を出さないか、といったら、そうでもありません。
では、どのような人が内定をもらいやすいのか考えていきましょう。
人事は失敗しない学生を選ぶ
先程も少し触れましたが、人事担当は失敗したくありません。
だから、無難な学生が選ばれていきます。
輝かしい実績がある学生は逆に敬遠されます。だって、優秀な人間に入社されると自分のポジションが無くなりますからね。
理想は、自分より優秀な人間から学んで、みんなで質を高めていこう、ですが、意外とそう思っている人は少ないのが現実です。だから、あまり自分できるアピールは置いておいて、「印象はあるけど、ズバ抜けて優秀ない」を目指して下さい。堅実な3番手という感じです。
そのためには、無難にこなすこと。基本に忠実であること。
アルバイトしか経験なくても、大学で輝かしい成績を収めなくてもよいです。特に、多くの学生が遊び重視になっていることは百も承知です。だから、毎回講義に出席して単位をとっているだけでも十分評価されます。ちゃんとやってますよ。というアピールだけで構いません。
見ていて思うのは、みんな自我を出しすぎです。逆に、淡々とこなすことができる者が目立ちます。
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