本記事は、「就活しているけど、うまくいってない、本当にこれでよいのか。」と悩んでいる人へ向けての記事です。
自己分析をして・・・、業界研究をして・・・面接も練習した!けど、まだ内定はもらえない・・・。という人は、やり方が間違っているか、他との差別化ができていない点に原因があります。
他の人と同じルート、つまり競合と真っ向勝負をしてしまっているからです。コツは、競合を避けること。決して逃げではありません。効率化です。
視点を変えることによって、内定を受け取るまでのプロセスを効率化できる考え方を説明いたします。
就活の最終目標とは
まず、就活の最終目標といえば、もちろん内定です。
皆さんが内定へ向けて頑張っていることと思います。
しかし、その内定はどの企業からでも良い、というわけでは無いですよね。(上手くいかず、ハードルを下げているかもしれませんが。)
言い換えると、【自分が良いと思った企業から内定をもらう】ということです。
2つのプロセス
さて、その目標を達成するには、2つのプロセスに分けることができます。
・自分が良いと思った企業
・内定をもらう
この2つは大きく違うのですが、特に「内定をもらう」という点について深く考えている学生が少なく、ここのポイントを理解していないと上手くいかない原因になります。
では順にみていきましょう。
自分が良いと思った企業
こちらは、自分がコントロールできる部分です。
上手くいかないのは、自分の目標と現実が一致していない点にあります。
実在しない企業の待遇を求めていませんか?
あなたがもし上手くいっていないのであれば、もう一度見つめ直すことをオススメします。
業界も職種も志望企業もいつでも変えることができます。
そのためにすべきことは以下の2点です。
- 自己分析
- 業界研究
自己分析と業界研究をもっと深堀りすることによって、自分に見合う企業を選んでいきます。
自己分析の仕方の参考記事はこちら>>【就活】自己分析の必要性|意味のない自己分析とはおさらば!
内定をもらう
企業選びとは違って、内定を決めるのは企業です。
ここが重要なポイントです。
したがって、自分が最高の力を出したとしても内定をもらえるとは限りません。
そこに大きな隔たりがあります。
「感触はよかったんだけどな~・・・」
と思っても上手くいかなかったことはありませんか?
自分の感触と、企業側の感触は違います。
企業側の視点とは、実は、学校でもセミナーでも、もちろんナビサイトでも教えてはくれないことです。そこを教えてくれないのは、大学もナビサイトも、大手企業に就職してくれた方が実績となるので、大手ばっかり紹介するのです。
だから、競合の多い企業へ学生が集まり、競争を生み、上手くいかない学生が多くなるのです。
企業側からの視点を分析することによって、自分が上手くいかない理由を知ることができます。
より詳細な解説はこちらの記事に記載しています。>>大手ナビサイトの危険|大学の就職事情
企業側の視点
大手企業の事情
企業側からすると、無数の応募者の中から選ばなければなりません。大手企業ならなおさらです。
大手企業は、数十~数百人規模かつ全国で募集をかけるため、大手ナビサイトに掲載されていることが通常ですが、そこには何万人とエントリーしてきます。
人事担当としては、ひとりひとりしっかりみたいのは山々です。
しかし物理的に時間が足りないので、はじめに足切りで絞り込むため、1流大学以外の学生ははじめからハンディを持っているのです。
そもそも入口から競争が始まっている
ハンディがあり尚且つ競合が多い・・・つまり学生にとっては、他の学生よりも輝くものがないと勝てないということです。
大手ナビサイトと言えばマイナビ、リクナビあたりでしょうが、全国の学生が登録するといっても過言ではありません。全国というと、東京大学や早稲田・慶応などの1流大学も含まれるということです。
これらの大学の卒業生の数を知っていますか?
早稲田・・・約8000人
慶応・・・約6000人
参考:各大学ホームーページより
合計、17000人もいます。この人たちと同じ土俵で戦うのでしょうか。
この人たちは大手企業を軒並みエントリーします。一人で何社もエントリーします。
企業数はもちろんたくさんありますが、自分が知っていてかつ入社したいと思える企業数はそんなに多くはないでしょう。
この人たちも、それらの企業を狙っているのです。
私が就活の時、グループ面接で「インカレ優勝」「海外留学」「TOEIC900点」なんてざらにいました。
自分もがんばってきたつもりなのに・・・まぁ見劣りするよね。
自分のがんばったところ、良い所をもっとちゃんと見て!!!って思いませんか?
競合を避けることは悪いことではない
「その人たちに勝てるように、選んでもらえるようにがんばるんです。」
いいえ、思い出してください。目的は何でしたでしたか?
【自分が良いと思った企業から内定をもらう】ことです。
その強力な競合と戦うことは参考にはなっても自分の成果へ繋げることは難しくなります。
では、どうしたらよいのでしょうか。
一つは狙う企業を選び直す。
もう一つは競合を避けて通る、学生が少ないルートで就活をすること。名付けて「ブルーオーシャン就活」。
例えば・・・、
- コネ、紹介してもらう
- 大手ナビサイト以外を利用する
- 就職エージェントを利用する
- アルバイトから正社員になる
- ナビサイトを使わず特攻
が考えられます。順に見ていきましょう。
ブルーオーシャン就活
コネ、紹介してもらう
これは鉄板ですね。
知り合いを紹介することって想像以上にリスクがあって、紹介してくれた人の顔も立てないといけないため辞めにくかったりしますが、人は人を呼ぶといいますか、自分に合った雰囲気や境遇である可能性が高いため、働くとしたらこれが一番良い方法だと思っています。
私も紹介で転職できたらと思っています。
大手ナビサイト以外を利用する
私も就活しているときに、リクナビ・マイナビ以外を利用していました。
私は学情ナビ、ダイヤモンド就活ナビ、キャリタス就活・・・を登録していましたね。
でも、もっぱらリクナビ・マイナビの情報をさばくだけでそちらまで手が回らなかったですね。
堀出し企業をみつける可能性はもちろんありますが、資金の問題で大手に掲載していない企業の可能性も高いため気を付けなければなりません。
就職エージェントを利用する
こちらはオススメです。
無料ですし、企業と直接会って話ができるので自分を深く見てくれます。
自分に担当が付いてくれるのでコネや紹介してもらっているのと同じ効果があります。
デメリットとしては相談した先がもっている求人数と質が、自分の求める企業であるかどうかが未知な部分です。
ただ、もちろん退会もできますし断ることもできます。
無料なのでして相談だけでもするのは良いのではないでしょうか。
コチラの記事にまとめてありますのでぜひどうぞ。>>【無料】就活の相談ができるおすすめのサービスを紹介|就活で悩んでいる人向け
アルバイトから正社員になる
私の友人にも何人かいました。
正直私は、アルバイトからというのは良い印象もっていませんでした。
しかしよく考えてみると、働いた歴は他の人よりも長いですし、仕事もすでに覚えているため次のステップへ他の人よりも早く踏み出すことができます。
少なくとも仕事ぶりをみて認めてくれているわけですから。
就活もしなくていいですし。良いこと尽くめでは?と社会人になった今では考えています。
ナビサイトを使わず特攻
これは勇気がいる方法ですが、かなりオススメです。
いわゆる飛込訪問を就活でしてしまおうということです。
私は人事として新卒の担当をしましたが、これをしてくる学生に出会ったことはありません。
もちろん、迷惑になってはいけませんが、企業にもよりますが、少なくとも飛込で頼み込んでくるくらい行動力と勇気がある学生に対しては「面接かグループワークでみてみよう」となるはずです。
そういうことができる学生は目立ちますし、入社後も何事にも果敢に立ち向かってくれそうな気がするのが面接官の心情です。
まとめ
以上いかがでしょうか。
今回は、就活がうまくいかない原因を2つのプロセスに分けて考え、競合をさけて上手く就活をする方法をご紹介しました。
やり方を変えるのは勇気がいりますが、現状で、上手くいっていないと感じる方は、改良の余地あり。ということです。
もちろん、現在のやり方を継続しながら、ご紹介した方法を試していくこともできるので、ぜひ活用してみてください。
皆さんの就活が上手くいくよう願っております。
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