逃げハラ上司の対処法

「逃げハラ」という言葉になじみがないかもしれませんが、受けている人は意外と多いです。
以下に当てはまったら立派な「逃げハラ」を受けています。

  • 上司って仕事ふるだけで無責任だと思う
  • 休憩が長い(多い)上司
  • ちゃんと仕事をしてほしいなぁ…と思う

逃げハラをしてくる上司にはどう対処したら良いのでしょうか。
その方法をご紹介します。

逃げハラとは


逃げハラとは、「責任から逃げる」+「ハラスメント」の造語です。

主に上司に対して使われ、仕事を丸投げし、問題が起きても責任から逃げる姿勢のことを言います。

似た表現で「無責任」が適当です。

英語でいうと「Escape harassment」です。
こちらの方がイメージしやすいかもしれません。

逃げハラ上司の特徴

要するに「仕事ができない上司」ですが、以下のような特徴があります。

  • 問題を解決しない、先延ばし
  • 仕事は部下に丸投げ
  • 仕事の割り振りにこだわりがある
  • 事前に対応しない
  • 連絡がおそい

仕事できない人の典型ですね…。
順番に説明していきます。

問題を解決しない、先延ばし

問題を解決せず先延ばしにする人です。
問題は、解決する人に責任が伴います。

例えば、クレーム対応だと、対応を間違えたら取引が無くなる可能性がありますよね。
しかも、どう対応するのが正解かやってみないと分かりません。

「もし、自分の対応で失敗してしまったらどうしよう…。」って不安になります。

だから、どう対応したらいいのか自分で決めることせず、問題を解決しようとしません。

特徴としたら、口癖が「どうしたらいい?」「どっちでもいいよ」って決定権を相手にゆだねるような人です。

部下に任せて私はしっかり管理職やってる!って寛容さを演出しているようですが、決めるのはそっちだろ!って思っちゃいます。

仕事は部下に丸投げ

内容を知らずに仕事を投げてくる時があります。
これも、内容を知っていたら、問題が起きたとき自分の責任になるから怖さからきています。

実は、これが一番厄介です。
なぜなら、「仕事をふるのが上司の役目」と思っていることが多いからです。

間違いではないのですが、部下が上手くいっていない部署は、上司が責任から逃れるために仕事を割り振っている可能性があります。

仕事の割り振りにこだわりがある

「仕事を部下に丸投げ」とほぼ同じです。
部署ごとの役割に異常にこだわりを持っています。

「これは僕がすることじゃない。総務部がするもんじゃない?」
「現場で起きたんだから現場が処理するものじゃない?」

みたいな感じですね。

でも、会社の業務ってキチンと割り振れるものがすべてではありません。
どこも解決できない業務が回って来たりしますよね。
そういう業務こそ上司が判断を下して解決してほしいですが、そういう考え方は無い様です。

決定を下したら責任が発生するからですね。

事前に対応しない

仕事って、後回しにして良いことってあまりないです。

ちゃんと確認しておけば防げることがたくさんあります。

でも、問題が発生してみないと、どう対処して良いか分からない…、つまり、問題が起きていないのに、判断を下して間違えると責任を問われるのが嫌、という心理が働いています。

連絡がおそい

モノゴトが前に進むことを嫌います。
今の状態なら気分よく給料をもらえるからです。

業務が進むと、することが増えますし、失敗したら責任を問われかねません。

だから業務が進まないように、ホウレンソウはマイペースにします。

入社1年目か、っていうことを課長がしてたりします。

逃げハラ上司になった原因


そんな状態になるのも、もちろん原因があります。

上司がなぜそうなってしまったのか、考えるようにしておかなければ、正しい対処法もわかりません。

組織の雰囲気

その上司も、先輩からそういう仕事の渡され方をして育ったのかもしれません。

そうだとしたら、部下にはそういう指示をするものだと思っている可能性があります。

これはその上司個人の問題ではなく、組織の雰囲気がそうさせているのです。もしかしたら、他部署で自分以外にも被害者がいる場合があります。

能力の格差

能力が追い付かなくて、問題解決能力が身に付いていない場合です。

能力が無いと、その問題に立ち向かうことが怖くなったり、「自分の答えは間違っているのでは?」と心のどこかで思ってしまったら、できる人に任せたくなるのは、分からないでもありません。

とくに、今はネットが発達したので40歳以上の方は、時代に追いつけずパソコンに苦手意識を持っていることが多々あります。

ネットに追いつけないのは個人の責任ではありますが、能力の無さが起因していることが多いです。

特に今は、成長してきた後の2世の企業が多いです。
バリバリ仕事ができる、役員や部長がまだご健在のパターンが多いです。

そんな人たちに、「そんなことしてたらダメ」「なんでそんなことしてるんだ」って怒られていたら、臆病になってしまうのも分からないでもないです。

もちろん、本人の努力次第ですが。

忙しい

忙しくて手が回わらない状態だと、自分のことで精一杯なので、他人へ気が回りません。

プライベートで接するとそうでもないのに、仕事だとイマイチな人は、忙しいからかもしれません。

そんな時は、自分に余裕があれば、担当を変わってあげるなど優しい対応をしてあげるのも効果的です。

具体的な対処法


厳しい意見を言えば、結局は上司が無能なんですね。
だから、自分の人生にマイナスだと思うのであれば、配慮する必要はありません。

対処方法は4通りあります。

  1. 無視する
  2. 上司の意識を変える
  3. 転職する
  4. 副業する

おすめは、「無視する」です。
順番に解説していきます。

無視する

上司が責任から逃げるているとき、は逆にチャンスです。

自分を成長させるのに好都合な状況だからです。

責任ある仕事を自分の裁量で働くことができて経験を積むことができます。
そして、失敗した場合の責任は上司に転嫁できます。

失敗したら上司へ。
と思って様々なことにチャレンジしてみましょう。

上司の意識を変える

会社にとって一番良いのはこの方法です。
上司に訴えて変わってもらうことに期待します。

逃げハラ上司は、自覚がないことがほとんどなので、直接言ってみるしかありません。

上の人から言ってもらうのも良いですが、上の人が原因だったり、自分には実害がないから厳しく指導することができないパターンが多く、言ったとしても本人に伝わらないことがあります。

私の場合、これが当てはまります。
上の人は事なかれ主義なので、「言ってるんやけどな~」って言われて終わりです。

飲みに行くなり、相談を持ち掛けてみるのがおすすめです。

転職する

これ以上、自分の人生を無駄にするわけにはいきません。

会社に訴えても上司を変えることが難しいなら、自分から動くしかありません。
諦めて、職場を変えるのも一つの手です。

上司は自分のメンターになります。
良い上司に出会うことが、人生を好転させる方法です。

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