新卒で総務部に配属された話【メリット、デメリットを解説】

総務部は人気の職種です。
でも、希望する人が多い反面、希望していない総務部へ配属された。という方もいます。

何をする部署なのか。
新卒で入って、将来に影響はないのか。
働いてみた感想がききたい。

などなど…
詳細が気になりますよね。

そこで、新卒で総務部に配属された、私の実体験をご紹介していきます。
総務部が気になる方は参考にしてみてください。

私の経歴

今、社会人6年目です。
1社目をずっと続けています。

従業員数200人程度の製造業で、6か月の工場研修の後、人事課と総務課と経理課の兼務で配属されました。(4年目からは総務部内で異動があり、仕入課で勤務しています。)

担当した業務は、

  • 人事課→新卒採用、面接
  • 総務課→システムの保守管理、社内文書作成、重要書類管理
  • 経理課→仕訳や帳簿作成、チェック

などなど…。

まぁ、大きな企業では、総務部、人事部、経理部で分かれてますが、人数が少ない部署だったので兼務で何でもやってましたね。

なので、本記事は”総務部”だけではなく、人事部、経理部ひっくるめた話をします。でも、”総務部”が気になる人でも、総務・人事・経理の働き方は、だいたい一緒なので参考になると思います。

それではご覧ください。

本記事の内容
  • 総務部の仕事内容
  • 総務部出身は出世できる?
  • 総務部のメリット、デメリットをご紹介
  • メリットを考えたら総務部はオススメ
  • 総務部に必要なスキル
  • まとめ

総務部の仕事内容

総務部の仕事にどのようなイメージを持っていますか?

デスクワークで書類整理、事務処理。
お客様に怒られることもなく、売上に追われることがない…
営業部と違って、理不尽なストレスが無い分、働きやすい。
おとなしい人がいく部署。

イメージ的にはこんな感じでしょうか。

総務部の仕事とは?

実際は以下のような感じです。

  • 経理→給与計算、経費精算、帳簿作成
  • 人事→入社・退社の手続き、勤怠管理、採用、面接
  • 総務→物品管理、イベントの企画運営、安全衛生管理、社内制度の整備

とりあえず、やることは多いです。

意外と、社外の人と関わる機会も多いので、コミュニケーションが不要…というわけでもないですね。

営業ほど、気を遣う必要が無いのも事実ですが。

総務部出身は出世できる?


総務部って出世できるのか心配になりますよね。

できます。

窓際部署と言われて心配かもしれませんが、
そう言う人は、おそらく総務の仕事をしたことがない人でしょう。

大企業や省庁では出世コースです。
なにせ、扱う内容が専門的で難しいからです。
私も従事して思います。

実は、社内のベテランでも「総務部って何してるかわからない」と口をそろえて言います。

36協定だったり、簿記の仕訳は基本ですが、契約書を交わしたり、労働基準法や、保険や年金などのことも詳しくないといけません。

それらを押さえている営業マンはほとんどいません。
総務部は確実に専門職です。

総務部が出世コースの理由

総務部がなぜ出世コースかというと、会社全体のことを知れるからです。

勤怠状況から社員の動き、帳簿からお金の動き…など、全体を見れる部署です。

将来、経営者になったとき、会社全体のことを知っておかないといけないですよね。
だから、総務部なのです。

総務部のメリット、デメリットをご紹介

メリット
  • 会社全体が分かる
  • スキルが身に付く
  • 転職しやすい

転職しやすいのは大きなメリットです。

大企業CEOとかって数年でコロコロ変わりますよね。
しかも、海外の人だったり。

それでも通用するということは、「会社」に共通して通用するスキルがあるということです。

総務部の仕事ができたらどんな会社でも通用します。

現に私は、総務部を経験してから仕入管理をしていますが、ケツ(帳簿)までイメージできるので、不良品の処理や請求、部署内の効率まで考えることができます。

だから、20年のんびりしてきた先輩より重宝されています。
手前みそですが。

デメリット
  • 会社の商品が分からない
  • 人数が絞られて忙しい
  • 評価されにくい

基本的に、社内からの評価が低いです。
上役って、会社に貢献した営業マンだったり現場のたたき上げが多いので、たとえ取締役でも、総務部が何してるか分からないからです。

理解されないし、利益を生まない部署だといわれて人数が絞られて忙しくなりがちです。

しかも、数字に表れないので評価されにくいです。
逆にその分、総務部内の結束は強いです。笑

また、私は製造業ですが、自社製品が分からないというのもありましたね。

研修で学んでいるので、素人ではありませんが、同期より専門知識が無いことは少し不安でした。

でも同期より、社内事情には詳しかったです。

メリットを考えたら総務部はオススメ


その会社で出世を目指す、セールストークを学びたい人…
だったら、営業部に行った方が良いですが、

将来、独立や転職を考えている人には、総務部はオススメです。

希望したらはいれる?

希望しても入れないことが多いです。

誰かが退職しない限り、人数不足になることは無いですし、他部署から回ってくることも多いからです。
残念ながら、営業が向いていない、定年になった…などですね。

なので、今、新卒で総務部を打診された方や、現在働いている方は、貴重な経験だと思います。

新卒を採用することは稀ですよ。

総務部に必要なスキル


これから総務部で働く人に向けて、私の経験から、必要なスキルをご紹介します。

簿記2級

私自身、苦労したけど取ってよかったなと思っています。
経理は会社の根幹を知ることができます。

独学で取得できるのでオススメです。
私の体験談を記事にしてます。

簿記3級は、3か月くらいで独立合格できます。
【簿記3級】独学合格までのロードマップ!勉強方法とおすすめのテキストをご紹介

簿記2級はもう少しかかります。
簿記2級に独学で合格した方法

FP2級

人生に関わること全般学びます。
例えば、労務、保険、資産運用…など多岐にわたります。

FP2級を取得すれば総務部は務まります。

3級なら、合格率60%、マーク式なので3か月で合格できます。
【独学】FP3級の勉強方法とおすすめのテキスト【3か月で合格できる】

社会保険労務士(社労士)

健康保険、年金、労働法、など労務関係のプロです。
年1回の試験で合格率10%以下の難しい資格です。

でも、働きながら1年で受かる人もいるので、税理士とかよりはマシだと思います。

社労士の記事は…ありません。
学校に半年通いましたが、仕事が忙しくなって途中で辞めました。笑

でも、簿記2級だけで、かなり効果があったので、社労士の勉強よりも実践。仕事に集中したって面もあります。

まとめ

いかがでしたか?
総務部で働くイメージが湧きましたでしょうか?

営業みたいに情報が少ないので、不安になりますよね。
でも、会社を支えているのは間違いなく総務部です。

確かに評価されにくい面もありますが、将来に役立つのは総務部のスキルです。
ぜひ頑張ってください。

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