【独学】FP3級の勉強方法とおすすめのテキスト【3か月で合格できる】

FP3級って難しいかな?
独学でも勉強したいけど合格した人の意見をききたいな。

上記のような人に向けて、FP3級を独学で合格できる方法を解説します。

本記事の内容
  1. FP3級とは?
  2. おすすめのテキスト
  3. 独学の勉強方法
  4. FP3級試験に応募しよう
  5. 合格後のキャリアアップ

私は、だいたい50時間ほど勉強したら合格しました。
毎日テキストを読んで2か月くらいですね。

私は、FPの勉強を強く推薦しています。
なぜなら、内容が人生に関わることだからです。
なんで義務教育で習わないのかってくらいです。

合格率は80%ほどのようですので、真面目に取り組んだ人はだいたい合格しています。
もちろん働きながらでも、独学でも合格可能です。

基本はテキストを読んでいく感じですが、コツも合わせてご紹介していきます。

FP3級とは?


FP(エフピー)は「ファイナンシャルプランナー」の略です。
日本語に訳すと「財務設計者」で、【財務(Financial)+設計者(Planner)】が組み合わさった単語です。

ファイナンシャル・プランナー(Financial Planner)は、顧客である個人から、収支・負債・家族構成・資産状況などのソース提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業・職種、およびその職に就く者。 略してFP(エフピー)とも呼ばれる。
引用:『Wikipedia』

要するに、人生プランを考える人です。
1~3級まであって、3級は入門編です。

人生に活用できる

残念ながら、夢を持っている人には申し訳ありませんが、ファイナンシャルプランナーになっても年収が大幅にアップする訳ではありません。

資格職としては安いほうです。
独立すれば年収1000万以上目指せますが、企業に属すると200~500万などザラです。

人生設計を人に決められたくないって人も一定数いますし、資産運用や税金関係は税理士などに相談しますよね。
競合資格があるので、仕事を占有できないのがデメリットです。例えば以下の感じです。

相続→弁護士
税金→税理士
保険→保険会社
住宅ローン→銀行

じゃあ、勉強しても意味ないじゃん!って思うかもですが、勉強するメリットがかなりあるんです。

なぜオススメするのか

メリットは2つあります。

  • 自分の人生に活かす
  • 労務の仕事に就ける

説明していきます。

自分の人生に活かす

今の自分の生活を見直してみてください。
保険、年金、資産状況を把握して、自分の将来を詳細にイメージできますか。
だいたい「子供は2人くらい欲しいなぁ。」「とりあえず保険に入っておくか。」って漠然としている人は多いです。

例えばマイホーム購入だったら、買うだけではなく「貯金→ローンの返済→完済時期」がセットです。

「35歳には1000万円貯まるからマイホームが買えそうだな。」→「でも、完済は70歳かぁ。」→「じゃあ、70歳まで働けるスキルを磨こう」って感じで考えます。

子供が欲しいなら…、

子供にかかるお金ってだいたい決まっているので「自分の年収だったら何人まで余裕だな。」ってわかります。

そうです。
他人の人生設計を提案するだけでなく、自分の人生を適切に計画することができます。

計画を立てることができたら、それが目標にもなりますよね?
目標を明確に意識することで、「今の仕事しんどいから目標下げよう。」「もっとがんばらなきゃ。」って自分の人生をコントロールすることができます。

労務の仕事に就ける

ファイナンシャルプランナーにならずとも、企業の労務課や総務課に就くことができます。
さらに、保険とか金融とか理解すれば経理もできますよね。

もちろん、営業にも活かせますが、さらに幅広い観点で働くことができるので、人間としての深みもでてきます。

おすすめのテキスト


このテキストをおすすめする理由は3つあります。

  • ベストセラー(多くの人が、このテキストで合格してきた)
  • イラストがあって、直感的にわかりやすい
  • 実際に自分が合格した
  • 簿記試験でもお世話になった
テキスト
Amazon.co.jp

FPの勉強って内容が堅いのですが、この本は、イラストが柔らくて理解がしやすいです。
勉強が苦手な方でも、漫画みたいに読み進められます。

問題集
Bitly

テキストと同じ著者なので馴染みやすいです。

とりあえずこの2冊を買って、繰り返し読めば十分です。

絵がいっぱいあって、内容が薄いのではないかと不安になるかもですが心配無用です。
難しい内容を、わかりやすく要点をまとめてくれているので、入門編にはもってこいです。

独学の勉強方法


学習方法はシンプルです。

テキスト1周→問題集→テキスト1周→問題集

全体で2周ですね。
これで合格できました。

勉強時間

50時間くらいすれば合格できます。
1日1時間でも、2か月あれば十分です。

スクールに通わなくても大丈夫です。
移動時間を勉強にあてたほうが、効果的です。

テキストを読む

年金、税金、保険、相続、労働法など、広く浅く勉強するので意外と時間はかかりますが、とにかく、広く浅くを意識してください。

たぶん、苦手なところがでてきますが、そこは読み飛ばして大丈夫です。
60点とればいいので、テキストの7割くらい理解できたらOKです。

自分の生活に関係あるものばかりなので、理解はしやすいと思います。
さらに、マークシートなので、だいたい勘でも当たります。

問題集を解く

1周解いてみて、簡単だったところはチェックを入れて、2周目からは飛ばしていきましょう。

ボリュームがあるので、常識的に理解している内容は飛ばしていくと効率的です。

FP3級の試験に応募しよう

FP3級試験を実施している機関は以下の2か所あります。

民間資格だったものが、途中で国家資格になったので受験機関が分かれていますが、どちらも難易度、実用度は大差ありません。
どちらに申し込んでも良いです。

  • 一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)
  • 日本FP協会(NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)

試験内容は学科、技能(実技)の2科目がありますが、両機関の大きな違いは技能(技能)試験です。

学科→変わりなし
技能(実技)→マークか筆記かの違い

技能(実技)と言っても3級では筆記試験ですのでご安心ください。
それも踏まえて試験の概要をそれぞれ説明していきます。

一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)

  • 応募機関:一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)
  • 受験日:毎年1、5、9月(コロナで中止の場合あり)
  • 受験料:6,000円
  • 出題(学科):60問、120分、合格点36点以上(60点満点)
  • 出題(実技):5問、60分、合格点30点以上(50点満点)、筆記試験
  • 合格率:毎回70%代

日本FP協会

  • 応募機関:日本FP協会
  • 受験日:毎年1、5、9月(コロナで中止の場合あり)
  • 受験料:6,000円
  • 出題(学科):60問、120分、合格点36点以上(60点満点)
  • 出題(技能):20問、60分、合格点60点以上(100点満点)、マーク式
  • 合格率:毎回70%代

技能試験の違い

機関 記述方式 内容
きんざい 筆記試験

以下2点のどちらか選択

  • 個人資産相談業務
  • 保険資産相談業務
日本FP協会 マークシート
  • 資産設計提案業務

筆記かマークのどちらを好むかの問題です。
正直、難易度に差はありませんが、私はマークシートの方が気が楽でした。

合格後のキャリアアップ


それでは、FP3級を取得したときのメリットをご紹介します。

すぐに合格しやすい
日常生活に関わる
専門職に就職できる

すぐに合格しやすい

これだけ取得しやすい資格は無いです。

問題形式はマーク式なので勘でも当たります。
5択のうち3択くらいは外れだとわかりやすいので、勉強しなくてもわかる人はわかるレベルです

日常生活に関わる

保険や年金、労働法など日常生活に密接にかかわってくるジャンルばかりです。
資格も取れて、社会人としての基礎力も付くので一石二鳥です。

でも、健康保険や厚生年金など、毎月給与から天引きされているのに詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
3級だけでも、どのような仕組みになっているのかわかるのでおすすめです。

専門職に就職できる

3級より難しくなりますが、2級を取得するとファイナンシャルプランナーの職業に就くことができます。

でも実は、FPは年収があまり良くないのが現実です。
しかし、資格が必要な職業は、いつでも就職できるので有利です。

別にFPにならなくても、取得して会社の業務に活かせますし、経営者や管理職を目指している方は、税金、保険、労働法などの知識を得るのは必須です。

まとめ


いかがでしょうか。

どうしようかな…。
勉強する意味あるかな。って迷う人もいると思います。

テキストだけなら2,000円もしないので、まずは買って読んでから決めても良いです。
苦手に感じたら、違うことに力を注ぐのも良いです。

コメント