簿記2級は独学で合格できます。
どれくらい勉強すればいいのか。
スクールに通った方が良いのか。
でも安くすませたい…。
簿記2級合格を、独学で目指している人向けの記事です。
- 独学で合格可能です
- 方法はシンプル
- コツは複数の問題集を解くこと
実際に私は独学で合格できましたが、正直にいうと3回受験しました。
途中で飽きた。勉強してなかったことが原因ですが、最後は合格できて、ホントに良かったと思っています。
そんな私が書くのもあれですが、体験談と勉強方法を解説していきます。
独学で合格を目指している人の参考になれば。
簿記2級は独学でも合格可能
3回目で合格できましたが、当初は以下のような考えで受験していました。
- 1回目→3級余裕だったし2級いけるだろう
- 2回目→仕組みは理解してるからノー勉でもいけるだろう
- 3回目→そろそろヤバイからちゃんと勉強しよう
ノー勉強は舐めすぎですよね。
3級を一発合格して調子にのってました。
3回目の時は真面目に3か月勉強して合格できました。
勉強時間の目安として、3級合格者は3か月、簿記初学者人5か月はみておいた方が良いです。
3級を飛ばして、いきなり簿記2級はハードルが高いです。
なぜなら2級は、3級の内容を基礎として構成されているからです。
3級で習ったことがバンバン出てきます。
≫簿記3級|独学合格までのロードマップ!勉強方法とおすすめのテキストをご紹介
2級は腰を据えて勉強する意志が無いと難しいです。
なぜなら、2級は問題を解くスピードが重要なので問題数をこなして慣れる必要があるからです。
仕組みを理解するだけでは足りません。
私の場合は、テキストと過去問をひたすら解きました。
勉強方法はシンプル
私が行った方法は、以下の2ステップです。
- テキストを読む
- 過去問を解く
コツは、違う問題集を解いて多くの出題形式に慣れることです。
ここは3級とは違う所です。
3級は同じ問題集を繰り返せば良かったですが、2級は、変化球もあるので多くの問題に触れておくことが大切になってきます。
テキストを読む
商業簿記と工業簿記があるのでテキストは2冊必要です。
私は以下を使用しました。他のテキストも読んでみましたが、こちらがわかりやすいのでおすすめです。
ただし、仕組みの理解は上記テキスト2冊で十分ですが、練習問題の質はあまり良くないので問題集は別に買いましょう。
テキストの読み方
「工業簿記」と「財務諸表」の2点を重点的にした方が良いです。
工業簿記は3級で勉強していないので馴染みがないわりに難しいです。商業簿記は3級のボリュームが多くなっただけなのでそこまで難しくありません。
財務諸表は、とにかく時間がかかるので何度も練習したほうが良いです。損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)を一から作れるくらい理解しておいた方が良いです。
練習問題を解く
こちらも商業簿記と工業簿記2冊必要です。私が使用したのは以下の本です。
ひたすら問題を解いていると、どんな問題があったか思い出せるくらいになりますので、その状態を目指してください。
過去問を解く
過去問には練習問題でも触れたことがない問題が出てきて焦ります。
なので、過去問は必ず解くようにしましょう。
勉強する時に気を付けること
簿記は、問題を解く量が顕著に表れます。
私のように、仕組みを理解するだけで問題を解かないタイプの人は、本番で時間が足りなくなるので気を付けてください。
実際に、不合格だった1~2回目の時は、3級と同じ感覚で臨んだため、全く時間が足りませんでした。反省して、問題をたくさん解いて簡単な問題は暗唱できるくらいになったら合格しました。
スクールも気を付ける
セミナーやスクールでは、仕組みの説明と練習問題を解きますが問題を解く量が少ないです。なのでテキストを読むのと大差なく、自宅でも問題集を解くようにしなければならないので、お金を払ってまでスクールに通う必要性は、私は無いと考えています。
簿記2級の試験概要
試験について知っておきましょう。
概要
主催は商工会議所です。(商工会議所HPより参照)
- 応募:商工会議所HPから行う
- 受験日:毎年2、6,11月(コロナで中止の場合あり)
- 受験料:4,720円
- 出題:商業簿記、工業簿記
- 時間:120分
- 合格基準:70%以上
- 準備物:鉛筆、消しゴム、電卓
受講者数と合格者数
以下の画像通りです。(商工会議所HPより抜粋)
毎年、2割くらいの方が合格していますね。直近では合格しやすくなっているようです。テキストなどが充実してきた関係だと思います。
しかし、まじめに勉強しないと合格できないので、皆が目指すわりには難しい資格です。
取得するメリット
簿記2級では、仕訳はもちろん、財務諸表の仕組みや原価計算も知ることができます。
会社の基礎となる部分なので、メリットがたくさんあります。
実務に直結
簿記2級レベルの知識があれば会社の経理担当になることができます。
企業は利益を出すのが目的ですから会社の仕組みが分かれば、経費の節約や効率化のアイデアも考えやすいです。
管理職以上になるなら取得必須です。
履歴書に書ける
営業でも数字に強いと有利ですよね。
工場現場の方でも原価計算を知っていれば経費削減のアイデアも出てきます。
どんな職種にも使えます。
出世できる
管理職以上の人には必須のスキルです。
管理職は財務諸表をみて会社の状態を把握しないといけません。どのような仕組みか理解していないと会社が儲かっているのか損しているのかわかりません。
若いうちに取得しておいて損はない資格です。
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