自己分析はネガティブでOK!採用担当の視点で解説します

自己分析をすればするほど、現実が見えて、悲しくなりますよね。

「仕事やりたくない」「コミュニケーションが苦手」「特技は無い」…みたいにネガティブな部分しか出ないし、どうやってアピールしたらいいのだろう。こんな調子で就活大丈夫だろうか…。

こんな風に、ネガティブに考えてしまうのは仕方ありません。

みんな、好きなことして毎日過ごしたいですし働きたくないのが本音ですよね。

でも、就活を上手く進めている人は、ネガティブな感情を上手に言い換えることを意識しています。

本記事では、採用担当を経験した視点から、ネガティブな感情を効果的にアピールできるように言い換える方法をご紹介します。

自己分析でネガティブになるのはなぜ?


そもそも自己分析は、ネガティブになりやすい傾向にあります。

なぜなら、働く前提で考えるからです。

時期がくるだけで、働きたい!って気持ちにはなりませんよね?

大学生だとバイト経験がある人が多いですが、バイトって正直面倒ですよね。
それよりも、友達と遊んでいたいし、部活やサークルで頑張りたい…。

そう思うのが自然です。
それと同じハズです。

だから、考えれば考えるほどネガティブになります。

でも、そうも言っていられないのが現実です。

わかってる。
わかってるけど、ネガティブに考えてしまいます。

ここを、なんとか乗り越えて就活に望まないといけません。

まず、ネガティブになる理由を考え、それぞれ対策をしてきましょう。

自己分析がネガティブになる3つの理由


まずは理由を考えていきましょう。

  • 働きたくない
  • やりたい仕事がみつからない
  • 強みが見つからない

順番に解説していきます。

働きたくない

働きたくないのに、就職したいと自分を偽ることに苦痛を感じている状態です。

嫌なことって、やる気が出ないですよね。

本当は…

好きなときに旅行に行って、
好きな人と遊んで、
好きなことをしていたい

ですよね。

やりたい仕事がみつからない

業界や職種を決めないと就活は進みません。

やりたい仕事が無い、でも決めないといけないというプレッシャーはかなり苦痛です。

働きたくないのに、なんで「私はこの業界で働きたいです!」って言わないといけないのか。

私も、就活中は、適当な理由を付けて業界を絞っていました。文学系だから【出版、印刷】とかですね。

これも、自分に嘘をついている矛盾から悩んでしまいます。

強みが見つからない

コミュニケーションが苦手、資格もなし、これといった夢もない…。

分析しても、自分って強みないよな~ってなりがちです。どうアピールしたらいいのかわからなくなってしまいます。

特に、日本人気質からなのか、「自分はできるぜ!」ってあまり思えないですよね。

ポジティブに変換する方法


意識しなければ、基本的に、ネガティブに考えることが多くなります。

なら、ネガティブな考えをポジティブに変換することが大切になってきます。

例えば、就活が順調な人は、以下のように上手く変換しています。

働きたくない→嫌なことでもやり遂げる根気がある

やりたい仕事がみつからない→誰にでも合わせることができる

強みが見つからない→弱みを言い換える

始めは、嘘をついているように思って抵抗があるかもしれませんが、これも技術です。

弱みを言い換える具体例

具体例を挙げます。
以下のように弱みを言い換えてアピールしていきましょう。

例えば以下の感じです。

  • 飽き症→新しいことへのチャレンジ精神
  • 時間にルーズ→物怖じせず、本番に強い
  • 対人関係が苦手→狭く深い人間関係
  • プレゼンが苦手→慎重派
  • 愛想が悪い→素直、流されない
  • 頑固→意志が強い

当てはまるものはありますか?

自分に言い聞かせることも大事

ネガティブを言い換えたらいいんだな…って頭でわかっていても難しいです。

私も、昔は、ネガティブな人間だったので分かります。

思考の癖といいますか、なんでもネガティブな方向に考えてしまいがちなんですよね。

飽き症→新しいことへのチャレンジ精神…って言われても、「チャレンジ精神?いやあんま無いし…」ってなります。

でも、ポジティブに変換するには努力が必要なことを認識しておかなければなりません。

例え、思っていなくても「自分にはチャレンジ精神があるんだ」って就活で言っておけば、本当に自分がそうなったかのように思えてきます。

言葉は言霊です。
言葉から行動を変わることは十分にあります。

ぜひ、自分に言い聞かせてみてください。
全然、変わってきます。

採用担当はネガティブな就活生をどうみるか


それでは、採用担当からの視点を解説します。

安心してください。
ネガティブな人間には、逆に、好感をもちます。

ポジティブすぎる人間は警戒します。セールスでもそうですが、良い面だけ紹介されると、逆に警戒してしまいますよね?

ネガティブにならない人間はいません。
採用担当も人間ですので、ネガティブな気持ちをよく知っています。

しかも、ネガティブな表現を就活で使うのは勇気が必要です。

そこです。

勇気を出して、ちゃんと伝えてくれている。
メリットとデメリットも提示してくれている。
と感じます。

何か商品を売るときもそうですよね?
メリットだけでなく、デメリットも紹介してくれた方が、より信ぴょう性が増します。

ポイント

もちろん、ネガティブすぎるのはダメです。
何でもネガティブに変換してしまう人がいますが、それはNGです。
(褒めても「いやちがう」って否定してしまう人や、「嘘言ってるんじゃないか」って悲観的に考えてしまうことです。ありがちですね。)

どの程度が良いかというと、

自分から発信することは、ネガティブでOK。でも、人から言われたことは否定せずポジティブにとらえる素直さが大切です。

人生や人間関係においても同じですね。
ポジティブになれたら、就活だけでなく、今後の人生にも良い影響があります。

ぜひ、ネガティブな自分に悲観せず、言い換えて頑張ってください。

コメント