仕事でミスしたら、すごく居心地が悪いですよね。
何度も繰り返していると「自分って仕事できないのかな。」「向いてないのかな。」って落ち込んでしまいます。
でも、どんな優秀な人でもミスをしない人はいません。
つまり、ミスの有無で能力は決まりません。
本記事では、ミスと上手く向き合い、自己成長するための考え方をご紹介します。
ミスをする5つの理由
まずは、ミスをしてしまう理由を知っておきましょう。
経験上、ほとんど以下の理由で発生します。
- 理由1:寝不足
- 理由2:準備をしない
- 理由3:慣れていない
- 理由4:業務が多い
- 理由5:理解が浅い
順番に説明していきます。
理由1:寝不足
ミスする理由の大半が寝不足です。
私も、睡眠時間が少なくなった日は、いつもと同じ感覚のつもりですが、絶対にミスをしています。
例えば、車を何時間も運転してたらボーっとしてきて、気を張っているつもりでも「一瞬寝てた。」という経験があると思います。それと同じで、寝不足だと集中力がとぎれるんですね。
社会人は寝不足になりがちです。
ミスする自分を責めるばかりに、家で勉強したり悩んだりして睡眠時間が足りていないことが多いです。
まずは、自分の睡眠が足りているか確認することが大事です。
理由2:準備をしない
ミスするのってだいたいルーティン業務です。データ入力や計算だったり、書類作成とかですね。
大事なプレゼンの前には万全の準備をしますが、単純業務では準備をしませんよね。
だから、流れ作業になってミスしてしまうのです。
でも、単純業務のたびに準備をしてたら効率が悪くなります。
ミスをしない流れにしたり、自動で確認できる仕組みに変えるのが良いです。
理由3:慣れていない
「慣れ」の影響は大きいです。
初めての業務と、何回も携わった業務ではミスの確率が全然違います。
先輩のミスが少ないのは、能力ではなく「慣れ」によるものが多いです。
これは、続けていれば解消されてきます。
理由4:業務が多い
業務の量が多いとミスをしやすいです。
他の人と比べて業務が多くないでしょうか?
自分はミスが多い~って思っても、業務の量が他の人より多いことがあります。
以下の2つを比べてみて下さい。
業務が多い人は、ミスが目立つだけであって「ミスが多い人」ではないのです。
理由5:理解が浅い
「慣れ」と似ていますが、業務の流れを理解していない人にミスが多い傾向にあります。
自分の次にどんな作業があって何が必要かを理解することで、だいぶミスが減ります。
ミスを成長につなげる方法
同じミスでも対処の仕方で、ミスを繰り返して「耐え続ける」か「成長」するかに分かれます。
もちろん「成長」したいですよね。
方法は3つあります。
- なぜミスしたか分析する
- どんな処理をしたか知る
- 仕組みを変える
詳しく解説していきます。
なぜミスしたか分析する
ヒューマンエラーで片づけないこと。
つまり「次は気を付けよう。」ではまた同じミスをします。
- なぜそのミスが起きたのか
- ミスした時にやりにくかったことは無いか
上記のように考えることが、まず第一歩となります。
どんな処理をしたか知る
ミスを繰り返す人の典型は、どうなったか最後まで考えないことです。
自分のミスは、周りの人がカバーしています。
正しい指示をして終わりではなく、現場の人にどんな対応をさせてしまったのか考えます。そうすると、次もそんな処理をさせないように気を付けるようになります。そして、現場がどう動いているのかも知識が身に付きます。
自分のミスで上司に頭を下げさせてしまった時も、上司がどう対応したのかヒアリングすることで、次はそんなことさせないようにしよう。と思うようになります。
ちゃんと、最後まで責任を持つようにすることがコツです。
仕組みを変える
同じことをしていたら同じミスをします。
そのため、仕組みを変えることが必要になってきます。
例えば、データの照合だったら自動化させたり、相違するところに色が付くようにしたりします。
それが「カイゼン」です。
ミスをなくす効果が見込めるので、面倒くさくても、やってみる価値は大いにあります。
成長したらどうなるのか
問題解決能力が身に付いて出世します。
ミスも経験のひとつです。ミスの数だけ成長することができます。
上司からみて、ミスしない人よりも、ミスするけど成長している人の方が育てがいがあって親近感もわきますよね。だからミスをする人の方が出世します。
逆にミスから逃げて来た人は、年齢を重ねるごとにミスが怖くなって大きな仕事ができなくなります。結果、任せられないので出世できません。
問題解決する能力は転職しても役に立ちます。
成長しない人の特徴
自分が以下に当てはまっていたら要注意です。
- 同じミスを何とも思わない
- 謝るだけで行動しない
あり得ませんが、意外といるんですよね…。
同じミスを何とも思わない
「人間だからミスはある」っていって何回も同じミスをする人は多いです。
私の会社に、わざとかと思うくらい毎日、内線番号を間違える人がいます。
時間もロスですし、成長がないですよね。
最低です。
謝るだけで行動しない
謝ること自体は良いことですが、慣れてミスが平気になってしまう人がいます。
「すみませんでした。」って言えばすべてすむと思っているんですね。
このタイプは、心の中では「自分ではない」って他人に責任転嫁してるので成長するわけないですよね。
ミスを耐える考え方
ミスを前向きにとらえる方法をご紹介しましたが、やっぱりミスをしたら凹みますよね。
そんな時のために、ミスを耐える考え方をご紹介します。
ミスで辞める人は皆無
辞めさせられる人は大企業の役員クラスです。
本や新聞も誤字脱字ありますし、失言もありますよね。でも、そんなことで辞めていたら、働く人がいなくなってしまいます。だからキャリアにはあんまり関係しません。
死ぬわけでは無い
ミスしても死ぬわけではありません。
また、業務上の損失を社員に肩代わりさせることはできません。
もちろん、辛くなれば転職もありです。
会社はいくらでもあります。
上司や先輩にも責任がある
責任転嫁ばかりしてたらダメですが、自分で進めたものでも上司にも責任があります。
- 相談しにくかった
- いつも同じようにしていた
- 放置されていた
ミスをカバーしてくれないような上司なら、人事部に訴えるか、転職することが望ましいです。
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